2006年02月17日
Jリーグの鈴木 昌チェアマンが17日、来道した。
北海道新聞情報研究所の政経懇話会で、ドイツ・サッカーW杯とJ百年構想
のテーマで講演した。
Jリーグとプロ野球の違い、偏差値中心の学校教育にくさびを打ち込むのはサッカーだ。地域を一つにまとめ、地方活性化はサッカーの魔力、などとサッカーJ リーグの魅力を語った。
18日は札幌市内のロータリークラブが主催して道新ホールを会場に開かれるシンポジウム「北海道をスポーツで元気に」で基調講演を務め、障害者スキーのベテラン、女子棒高跳びの元日本記録保持者、7大陸最高峰単独登頂を目指す登山家、アイスホッケー理事長らとスポーツの持つ意義などを話す。
この日の、講演ではジーコの素顔も語られた。鹿島アントラーズ社長時代からの付き合いを元に話した。
ジーコの頭の中はものすごく緻密で、記憶力がいい。現役時代の800ゴールの瞬間を全て覚えている。彼は予定表を持たない。しかし、何ヶ月先のアポでも覚えている。
日本代表監督として、何をすべきか、何をすべきで無いかの
判断は抜群だ。彼の言葉を追えば代表の戦い方がわかる。いかに選手の
モチベーションを高めるか、そのあたりの呼吸はすごい。
彼は日本代表監督として複数年契約をしない。いつも背水の人、一年で結果を出そうとそう思うからだ。その代わり、結果が出たときは必ず、いくらほしいと要求してくる。
その金はブラジルのジーコセンターに送られ、子どもたちの練習のために使われている。
でも、ジーコは奥さんのサンドラには弱いし、子どもたちにも甘い。
代表監督をとるか、家族をとるかと言われたら、迷わず家族をとるだろう。
そうした、いい男だ。
18日の道新ホールでの講演、シンポジュウムは無料で、だれでもが聞ける。
チェアマンのJにかける思い、コンサドーレに寄せる気持ちがたっぷり聞ける。いい機会だからぜひ大勢の人に参加してほしい。
プロフィール
北の大地に憧れて、1959年、横浜からやってきました。特急はつかり、SLもまだ残っていたころです。北海道新聞で42年間、記者生活をおくりました。そのあとはシニア向けの新聞を作ったり、福祉、介護のボランティアNPOにかかわったりしていました。 道新スポーツの経営をしていたこと、コンサドーレサポーターズ持ち株会副理事長をしていたことなどから、05年3月、現職に。山登り、オートバイ、野菜つくりなどが大好きです。
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