観客の行動は“フェアプレー賞”

2006年02月15日

このほどJリーグは2005年のマッチコミッショナー報告書をまとめた。

J1、J2、ナビスコカップのそれぞれで、運営/競技(運営全般、セキュリティー全般、競技全般)とフェアプレーの全27項目について、○を1点、△を0点、×を-1点に換算して数値化し評価している。

札幌はどうか。

運営全般ではほとんどの項目で満点、「ボールパーソンの行動は適切か」で山形、徳島の0.95、仙台、福岡の0.91に次ぐ0.86、「スケジユ-ル設定、進行は適切か」で、山形、甲府の1.0に次ぐ0.95だった。

セキュリティーでは「入場者数は適切に予測されていたか」「危険物の持ち込み使用はなかったか」などで満点の1.0だったが、「場内整備員および警備員の配慮は適切か」「観客の安全は守られていたか」「観客の入退場は安全かつスムーズに行われていたか」が0.95で、各項目満点の甲府と満点近い山形に差をつけられた。

競技では「試合中のベンチスタッフのマナーは適切か」で12チーム中6位だった。

フェアプレーでは、サポーター集会でも触れたが、「観客の行動」で5点満点中4.8、他チームを引き離してダントツ、フェアプレー賞ものといっていい。

しかし「相手競技者への敬意」では6位。「チームスタッフの行動」も5位となっている。

総体的には山形、甲府、福岡の評価が高かった。コミッショナーの目に映った各チームの姿、クラブの対応だ。この数字を参考に、レベルの高い運営を心がけたい。