2006年02月03日
札幌市東区東雁来の札幌サッカーアミューズメントパークで1日夜、NPO北海道スポーツクラブの総会があり、1月に竣工した屋内競技場とクラブハウスを見てきた。国道275号を雁来大橋手前で豊平川の堤防沿いに走ると雪原にこうこうと明るい屋内競技場があった。
雪の壁に挟まれた細い道をあっちへ、こっちへ迷いながら、光を頼りに、やっとたどり着いた。それだけ、広い。敷地の真ん中に位置するクラブハウスの2階からは雪の下に広がる人工芝と天然芝のピッチを左右に見ることができる。
ゲストルームでコーヒーなどを飲みながら、両方のプレーを楽しめる。シャワールーム、ロッカーも覗いたが使いやすそうだった。隣接する屋内競技場ではコンサ・ユースが練習していた。
60人ほどが人工芝のフットサル2面を利用して、コーチの指導のもとで、のびのびとボールを追っていた。外は厳寒だが、中は寒さを感じない。体を動かすのにちょうどよい温度に調節されていた。
北海道サッカー協会の村井将一会長らは「これは素晴らしい」-と。
「冬にこうした施設を使えるクラブと、使えないクラブでは大きな差がついてしまう」と話す関係者も。
総会では平成18年度の事業計画、収支予算案が承認されたが、天然芝ピッチが稼動しない初年度とあって、手探りでのスタート。建設資金不足に、収支も赤字見込みで、どうやって収入を増やすかが課題となりそう。
NPOにとっては周辺緑化も欠かせない。札幌市は駅前通り地下街建設のため、街路樹を移設するが、そのうちの40本程度をここに植える計画と言う。それだけでは、足りない。ぐるりと植樹の必要がある。
コンサドーレの出番がありそうだ。
HFCがサポーターに協力を求めて、幼木の植樹ができないだろうか。6角形のダンボールに新聞紙を詰め込み、中に土を入れて自分が好きな幼木を植えるカミネッコン方式でやれないだろうか。
土を掘る手間、肥料を入れることも必要なく、ほぼ確実に根付くこのやりかたなら、子どもにも楽しくやれる。その木が大きくなり、緑の葉を広げ、プレーを見る緑陰を作り出し、風、ほこりを防いでくれる。なによりも環境保護につながる。
雪が解けたら、そんな計画を練ってみたい。
プロフィール
北の大地に憧れて、1959年、横浜からやってきました。特急はつかり、SLもまだ残っていたころです。北海道新聞で42年間、記者生活をおくりました。そのあとはシニア向けの新聞を作ったり、福祉、介護のボランティアNPOにかかわったりしていました。 道新スポーツの経営をしていたこと、コンサドーレサポーターズ持ち株会副理事長をしていたことなどから、05年3月、現職に。山登り、オートバイ、野菜つくりなどが大好きです。
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