2005年11月10日
毎日、何人かの記者さんと接する。新聞、雑誌、テレビでコンサドーレをPRしていただけるのは本当にありがたい。J2のチームでこれほど地元マスコミから大切にしてもらっているところはないと思う。
連日、必ずなんらかのニュースを流してくれている。それに慣れてしまっているせいかマスコミの方々への対応が、ぞんざいだというのが、この会社に来ての印象だった。出来るだけ選手取材を避ける、ガードする、最小限の情報しか流さない。
もとマスコミの世界にいたものからすると、気になって仕様がなかった。そんなこともあって、記者さんからの取材は時間がある限り、全部受けるようにしている。出来るだけ情報はオープンにする。そうやっているつもりだが、辛いときもある。
突っ込んでくる質問に真正面から答えられずに、「それは聞いていない」とか「まだそこまで行っていないはずだと思う」などとあいまいに、はぐらかさざるを得ない時がある。「自分が取材する立場だったら、怒るだろうな」と思う場面がしばしばだ。
でもコンサドーレ担当の記者さんたちは、声を荒げることもなく、言えない立場を理解してくれている、と頭が下がることが多い。ゲームのときも勝ったら、必ず握手してくれ、ほとんどの方が「良かったね」と声をかけてくれる。負けたときは、沈黙してくれる。
その一体感がとてもうれしい。シーズン後には、「あの時はああだったんだよ」などと、本当のことを言い合いながら、ビールでも飲んで、みんなで盛り上がりたい。そのためにも残り試合を勝って、より一層美味しく飲みたい。
プロフィール
北の大地に憧れて、1959年、横浜からやってきました。特急はつかり、SLもまだ残っていたころです。北海道新聞で42年間、記者生活をおくりました。そのあとはシニア向けの新聞を作ったり、福祉、介護のボランティアNPOにかかわったりしていました。 道新スポーツの経営をしていたこと、コンサドーレサポーターズ持ち株会副理事長をしていたことなどから、05年3月、現職に。山登り、オートバイ、野菜つくりなどが大好きです。
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