2005年11月28日
11月23日の甲府戦の試合前、ドームの飲食店前を歩いていると、幼児を連れたお母さんに声をかけられた。
「ラーメンが好きで、よくここで食べるのだが、テーブルが高くて子供には食べさせられない。熱いラーメンが、かかったら大変だから」と。
確かに立派な台(写真)がラーメン店の前にテーブル代わりに置いてあるが、大人の腰の高さで、子供では高すぎる。熱いラーメンどんぶりを置いて食べさせるのは危険だ。かと言って手に持たせては食べさせられない。
お母さんの言うことはもっともだ。
運営部に「なんとかならないのか」と指示した。係りがさっそくドーム事務局に連絡して対応を求めた。まだ返事は無いが、低い子供用の台の設置を考えて欲しい。
施設はだれにとっても使い易いものでなければならない。求められるのは、いわゆるユニバーサルデザインだ。
電話器でも水飲み器でも、大人用、子供用、また車いすの人用とだれにとっても不便なく使える設備であることが要求され、諸外国では当たり前になっている。
ドームにはさまざまな人が訪れる。しかも札幌市が造った公共の施設だ。お年寄り、しょう害のある人、子供などだれにでも親切な設備であるべきだ。
ラーメンを食べる台だけではなく、階段の多さ、トイレの少なさ、地下鉄へのアクセスなど首を傾げたくなる、デザイン(設計)が多すぎる。
ドームの運営会社も、利用者からの意見を聞き入れる気持ちは十分に持っている。どうか気がついたことがあったら、どしどし教えて欲しい。すぐには出来ないこともあるだろうが、実現に向けて訴えていきたい。
プロフィール
北の大地に憧れて、1959年、横浜からやってきました。特急はつかり、SLもまだ残っていたころです。北海道新聞で42年間、記者生活をおくりました。そのあとはシニア向けの新聞を作ったり、福祉、介護のボランティアNPOにかかわったりしていました。 道新スポーツの経営をしていたこと、コンサドーレサポーターズ持ち株会副理事長をしていたことなどから、05年3月、現職に。山登り、オートバイ、野菜つくりなどが大好きです。
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