2007年04月12日
「4.11西が丘」が終わりました。 撤収作業を済ませ“終礼”と呼んでいるミーティング を終えたのは午後11時半を回っていました。 濡れた体で、「お疲れさま」と言い合いながら、東京での 馴れない雨のホームゲームを無事に終えた安堵感が みんなの顔に見られました。 ドーム、厚別、室蘭、函館などの運営と比べ、 ごみの出し方、来賓の接待、グッズの販売、メディア への対応など全く戸惑うことばかりでした。 例えば、弁当箱の処理一つとっても、札幌では 一般ごみとして捨てるのに、西が丘は弁当のカラは 弁当業者が自分で取りに来て処理するやりかたです。 何時に取りに来るから、それまでに出しておく、など の決まりがあり、ところによって、こうも違うのかと思う ことが多かったのです。 スピーカーの音量では近くの住民から何度もスタジアム に「音量を落として欲しい」との要望が寄せられました。 住宅街のド真ん中ですから当然なのですが~。 でも、うれしかったのはサポーターのみなさんの応援、 関東後援会の協力でした。4時ごろから降り始めた強い雨は 風を伴い、一向にやむ気配がありません。 キックオフ時にはピッチが煙るほどでした。気温8.9度 スタンドはびしょびしょ、サポーターの皆さんはずぶぬれの 中での応援でした。 試合開始1時間前の入場者は約900人。「地下鉄からの 道に観客の列は見えますか」と運営担当が無線で問い合わせ ますが、「見当たりません」の返事。 それが6時半過ぎから、仕事帰りのサポーターでしょうか、 次第にスタンドを埋め始め、キックオフ時にはホームの ゴール裏は真っ赤に。それが時間とともに広がりました。 寒いのでせっかく用意したサッポロビール黒生も売れない のではと心配したのですが、用意した30箱はほぼ売り切れました。 これまでは4000人入場したゲームで40箱売れたことがあった といいますが、この日は2161人で30箱ですから記録です。 グッズの販売も好調でした。雨のせいで600着準備した ビニールカッパは完売、レプリカもほぼ売り切れの状態でした。 本当にありがとうございました。グッズ担当者は感激していました。 ゲームの視察に来ていたJリーグ関係者は「この雨の中の東京での ホームゲームに2000人を超える人が来てくれるなんて考え れません。札幌さんのサポーターは熱い」と話していました。 本当にありがとうございました。 ジエッター3の皆さんは雨の中、楽器、音響設備をぬらしての 熱演でした。大切な機材は大丈夫だったのか、心配です。 ドーレくんもそうした雰囲気に応えて、がんばりました。 こうして初の東京・西が丘でのホームゲームは終わりました。 中三日で、水戸戦です。今度はアウェイです。それが終われば ドームで東京戦が待っています。気を引き締めています。
プロフィール
北の大地に憧れて、1959年、横浜からやってきました。特急はつかり、SLもまだ残っていたころです。北海道新聞で42年間、記者生活をおくりました。そのあとはシニア向けの新聞を作ったり、福祉、介護のボランティアNPOにかかわったりしていました。 道新スポーツの経営をしていたこと、コンサドーレサポーターズ持ち株会副理事長をしていたことなどから、05年3月、現職に。山登り、オートバイ、野菜つくりなどが大好きです。
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