2006年09月19日
十勝の芽室町で食育とサッカー教室を16、17日行ないました。天然芝の芽室町営サッカーグラウンドが完成したのを記念して「芽室町食に関する協議会」(事務局・芽室町)と一緒に取り組んだものです。 まず16日夜は一般町民を対象の食育講演会。コンサドーレ・アカデミー所属でスポーツ栄養学に詳しい蜂谷愛・管理栄養士が「大人の食育、子どもの食育」をテーマに、プロジェクターを使って講演しました。 自動車の保有台数の増加と糖尿病患者の増加とが同じ曲線を描いていることなどをわかりやすく説明しました。糖尿病、動脈硬化、高血圧症などの恐ろしさにも触れ、防ぐ方法を具体的に紹介しました。 主食、主菜、福菜のとり方、 なかでも野菜は一日350グラム(両手いっぱいの分量)が必要と話し掛けると参加者から「そんなに」といった声もあがっていました。食という字は「人」と「良」が合わさったもの。育は「肉付き良く、成長する」意味などと説明、今の若い女性のやせ志向に警鐘をならしました。 会場からは「サンマに下ろし大根は栄養上、問題と聞いたが」「ダイコンとニンジンのなますは避けたほうが良いという説があるが」といった質問が相次いで出されましたが、「最近の学説はそうした意見に否定的。安心して食べて」と答えていました。
翌日、サッカー選手の父母対象の「子どものスポーツ栄養」講座では「牛乳はいくら飲んでも大丈夫か」といった質問が出され、これにも「いくら飲んでもほとんど問題はありません」と父母の心配にていねいに答えてました。 ふだん町内で開かれる各種の講演会では参加者は多くても50人前後、食の講演会で100人も集まるのは珍しいそうです。コンサドーレのおかげと関係者に感謝されました。蜂谷さんも反応の高さに喜んでいました。 見事な天然芝のグラウンドでは小亀、佐々木両コンサドーレ・コーチの指導で遊びを取り入れた準備運動から練習試合まで、十勝晴れのもと、子供達は芝の感触を思い切り味わい、笑いがはじけていました。
昼食は芽室小体育館で少年団の父母が地元産食材をつかった、ぶた汁と持ち寄ったおむすびを味わいました。食育教室にふさわしい食事で、具たっぷりのぶた汁は子供達のお代わりでほぼなくなりました。
芽室町では小学校4年生と中学1年生全員を対象に生活習慣病のチェック(血液検査)を行なっていますが、20%に糖尿病、高脂血症などの症状がみられるという事です。
子供達の体の改善にコンサドーレがお役に立てればと、改めて思いました。こうした形での社会貢献がクラブの存続、サポーターの増加につながるのでしょう。今年、これから始まるホクレンさんとの食育サッカー教室にも自信が持てました。
サッカー教室の合間には、コンサドーレ・グッズの販売も行なわれ、予想以上の売り上げでした。翌18日は倶知安町でもJAようていさんとサッカー教室を開いています。これには石井、西選手らも参加、交流を深めました。。
プロフィール
北の大地に憧れて、1959年、横浜からやってきました。特急はつかり、SLもまだ残っていたころです。北海道新聞で42年間、記者生活をおくりました。そのあとはシニア向けの新聞を作ったり、福祉、介護のボランティアNPOにかかわったりしていました。 道新スポーツの経営をしていたこと、コンサドーレサポーターズ持ち株会副理事長をしていたことなどから、05年3月、現職に。山登り、オートバイ、野菜つくりなどが大好きです。
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