2006年06月28日
ワールドカップ視察でドイツにいる期間中、各地で特産のアスパラを食べる機会がありました。それもグリーンよりホワイトが好まれているようでした。 エジプトではファラオの時代から「食べる象牙」といわれ、その後、 貴族の間で、春の季節の味となっていたようです。フランスのルイ14世 も好んだと言います。 6月初めから末までが旬です。グリーンと比べて一年のほんの短い 期間しか食べられないことも魅力の一つなのでしょう。出荷期間が決め られている地域もあると聞きました。 この期間、ホワイトアスパラ(ドイツ語でシュパーゲル)を食べに 大挙して、ヨーロッパ中から主産地のドイツに押し寄せるともドイツ に住んでいた知人は言っています。 古い町並みが続くヴイッツブルグの朝市で並べて売っているのを 見かけました。太くて立派なものが多く、1キロ千円から千五百円 ていどでした。北海道と同じくらいでしょうか。 写真にあるように店頭ではグリーンよりホワイトの方が多く、人気を裏付けていました。日本からのサポーター、観光客はホワイトが珍しいらしくレストランで特別の注文している方を見かけました。 北海道では1960年代以降、グリーンが主力になり、ホワイトは激減しました。わずかに一部の人が食べていましたが、缶詰が多いようでした。それが最近は甘味とほろ苦さが見直されてきています。 カロチン(ビタミンA)が豊富で、穂先に含まれる成分は血管を強めるともいいます。本州の人たちは、ホワイトが今でも道内で出回っていることをあまり知りません。 6月の旬の季節にホワイトアスパラまつりといった催しを行い、 本州からのお客様を呼び込むのも一案かなと思います。出来れば自分で 収穫し、その場で味わえるといいですね。
プロフィール
北の大地に憧れて、1959年、横浜からやってきました。特急はつかり、SLもまだ残っていたころです。北海道新聞で42年間、記者生活をおくりました。そのあとはシニア向けの新聞を作ったり、福祉、介護のボランティアNPOにかかわったりしていました。 道新スポーツの経営をしていたこと、コンサドーレサポーターズ持ち株会副理事長をしていたことなどから、05年3月、現職に。山登り、オートバイ、野菜つくりなどが大好きです。
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