5月の取締役会

2006年05月25日

25日はHFCの取締役会でした。昨年の不祥事以来、毎月開催し、
月次決算等を取締役の皆さんに説明し、ご意見をうかがっています。
不祥事前は年3~4回でした。どんな様子か、少しご紹介します。

HFC事務所一階の会議室で行います。各回さまざまなご意見を
いただき大変、力強いサポートをしてもらっています。忙しい
時間をさいてドームにまで来てくださることに感謝しています。

今日の会議では、まず私からHFCの経営概況を説明しました。
チームの現状、売り上げ・支出状況、観客の動向、その他の事業など
の順です。概要は以下です。

売り上げなど決算数字(1~4月)は、月ずれやホームゲーム開催数、
スタジアムの違いなどから単純に比較は出来ませんが、興行収入(チケット)、広告料収入、グッズ販売収入の3本柱はいすれも前年をクリアしています。細かい数字は半期決算終了時に公開します。

興行収入は、昨年は10節までの5試合を全てドームで土日祝日のデーゲームで行いました。これに対し、今季は5試合でドーム3試合、
室蘭、函館各1試合、ドームでの1試合は平日ナイターでした。

入場人員を5試合で比べると昨年が64669人、今年は55287です。室蘭の5065人、函館の6608人が足を引っ張っていることになります。こうしたハンデを抱えながら、収入では昨年実績比で微減にとどまっていますので実質的には増収と読んでいます。

予算の観客30万人、4億9千万円はきびしい目標ですが、チームの成績向上を目指しながら、努力を続けます。出席取締役からは「勝たなければ入場者は増えない」と指摘されました。

広告収入は新規スポンサーが徐々にふえており、昨年実績を上回っています。目標の4億6000万円に達するよう努力を重ねています。もう一つの柱であるグッズなどの販売収入は新ユニホームの販売が好調で、昨年を大幅に上回っています。

ただ昨年1億3000万円あったその他収入は選手移籍金がないため、大きな落ち込みです。またJリーグ配分金もJ1からJ2降格後の激変緩和措置が終わりとなり、大幅減です。

一方、支出面ではトップ、ユースチーム費がいずれも前年を下回り、人件費、広告宣伝費等も削減に努めています。貸借対照表の現金預金は昨年比9400万円のマイナスですが9億円弱を確保、資金繰りは大丈夫です。

その他事業としては函館、新得、旭川での育成・普及の実施、10年史販売、環境対策、食育とスポーツ講座の拡大策などを説明、了解を得ました。出席取締役からは「1-6で負けたのは残念だ」「次をみたくなるような戦い方をしてほしい」といった注文がありました。

また女子のLリーグ、JFLへの道内の動きなどについても活発な意見が出ました。決算の内容は門脇常務から、観客動員策については佐藤取締役がそれぞれ詳しく述べました。