2006年04月11日
「おじさんらいふ」のなかさんから、牛乳と食育に関してのブログ書き込みがありました。興味深く読ませていただきました。HFCの食育への取り組みについても触れられていましたので現状をお伝えします。 ホームタウン推進部を中心に進めています。道内市町村を対象に開催を予定している少年少女サッカー出前講座で、サッカー指導の後を利用して「体づくり」「試合に向けての食事」「スポーツをする子どもの栄養学Q&A」を、父母を交じえて開いています。 4月15,16日にキロロ スノーワールドで開催する「コンサドーレ札幌スキーアカデミー」でも初日の夕刻、食育講座を開いて、子どもたちとコーチを対象に食の大切さを教えることにしています。 今年夏、芽室町の天然芝サッカーグラウンドが完成しますが、この披露イベントにコンサドーレが協力します。まだ詳しいことは決まっていませんが、ここでは、大規模な食育の行事をやろうと地元の青年部と話し合っています。 食料基地・十勝ですから、地元の野菜、牛乳・酪農製品などを使った料理講習会を子どもを巻き込んで、楽しくやれればと計画しています。秋には全国と北海道の農業協同組合中央会が道内で開く「ライススポーツセミナー」でも、コンサドーレ・食育を展開する予定です。 食育を進めるため、高橋はるみ知事にも、「食育」と帯で巻かれた「しまふくべんとう」を差し上げました。北海道農政部にも説明、協力を訴えています。農業団体首脳には食育と地場農産品の消費拡大を目指しましょうと働きかけている最中です。 あまった牛乳を、無料で大量に配ったり、テレビ広告に多額な宣伝費を投じることは無駄とは言いませんが、長期の需要を喚起するとは思えません。子どもや、シニア世代の体つくり、体力維持に牛乳がどれほど必要かをじっくり伝えるほうが効果的だと思います。 日本農業新聞に 連載した私のコラム「わたしと食」は友人の協力で文部科学省の一部でも読んでもらえたようです。「スポーツを通しての食育」。私たちにとっては当たり前のことなのですが、とても新鮮に受け止めてくれたようです。 すぐに、良い結果が出てくるとは思いませんが、コンサドーレのブランド力を生かし、少しでも子どもたちのためになるのであれば地道にやっていこうとスタッフで言い合っています。先日は北海道教育大学の村山学長にも「教育の場に食育を」とお話ししてきました。 今日の道新生活面で、子どもの肥満、糖尿病が増えているとの記事が出ていました。「ファーストフードなどに偏った食生活」「外で遊ばない」などが子どもの体をじわじわと蝕んでいます。 子どもにうつ病が増えているのも、食生活の乱れに原因の一部が、と分析する学者もいます。財政状態が苦しいHFCですから、自前でお金を投じてというわけには行きませんが、知恵を出し、周囲を巻き込んで大きな運動にしたいと思っています。 サポーターの皆さんからも「こんなことなら協力できるよ」といった提案をお待ちしています。HFCの食育講座で使っているテキスト(パワーポイント)を見てみたい、ほしいという方がいましたらyykodama12117@hotmail.comへご連絡ください。返信に添付します。
プロフィール
北の大地に憧れて、1959年、横浜からやってきました。特急はつかり、SLもまだ残っていたころです。北海道新聞で42年間、記者生活をおくりました。そのあとはシニア向けの新聞を作ったり、福祉、介護のボランティアNPOにかかわったりしていました。 道新スポーツの経営をしていたこと、コンサドーレサポーターズ持ち株会副理事長をしていたことなどから、05年3月、現職に。山登り、オートバイ、野菜つくりなどが大好きです。
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