近未来のコンサ

2006年04月07日

TVHのコンサにアシストを見ていたら、今日の夕刻かかってきた電話を
思い出しました。札幌市サッカー協会のHさんからでした。
「社長 5日の草津戦で気がついたことがなかったかい」。

うーん。うなってみても思いつきません。
「試合に出た選手のうち、5人が道産子だったよ。そんなことは今までに
なかったと思うよ。新聞記者も気がついてなかったみたいだね」

そうなのです。先発で曽田(札幌市)、池内(当別町)、鈴木(岩見沢市)の3選手。途中、石井(石狩市)、藤田(札幌市)の2人が交代出場して合わせて5人。ベンチ入りの千葉(紋別市)を入れれば、16人中6人が道産子となったわけです。

記録に詳しいスタッフに聞いてみましたが、「そうですね。チーム始まって以来じゃないですか」。しかも出場5人のうち、鈴木、石井、藤田はコンサ・ユース出身です。鈴木、石井は20歳、藤田は18歳。若さあふれる新戦力です。

ユースからの選手登用を中心にした育成型チーム作りを目指す5段階計画の3年目。3-0の勝利は今も余韻を引いていますが、若い道産子ユースが加わった育成型のチームで勝ち点3を取れたことは、コンサドーレの近未来を見せてくれたようですね。

「柳下(監督)さんのもとで、本当の意味の地元チームが出来上がりつつあるんだよ。それに社長は気づいてほしいな」。Hさんはそういって携帯電話を切りました。

昨年、監督と食事をしながらチームの将来を話したことがありました。
「コンサドーレ札幌の監督、コーチ、選手は道産子主体であることが望ましい。それでこそ、地域に根ざして道民みんなから愛されるチームになると思うよ」

そう言っていたのです。一歩、それに近づいた5日の草津戦でした。