【22節】札幌戦術 対 札幌戦術

2007年06月19日

連勝を続けながらも、強さになかかな自信が持てないというのはこんな試合があるからだ、と言う試合でした。

札幌の独走というのは選手の個々の力よりも、三浦監督の組織戦術にあることは自明ですよね。個々の力というは、ある部分、超えようのないところがありますけど、人為的に作られた組織であれば、工夫次第で攻略が可能なはずです。

連勝を続けている間、どのチームが攻略法を開発するだろうと、半ば恐れ、半ば期待してみていました。そんな中で22節の徳島は、一つの答えを出したように思います。

簡単に言えば、札幌と戦うには札幌と同じことをやればよい、というものです。

リスクを負わない戦い同志なので、引き分けの勝ち点1は計算できるし、ホームの敵がじれてきてリスクを背負いはじめると、それだけカウンターのチャンスも膨らむ、そんな作戦を立てたんじゃないでしょうか。

開幕前に、昨年の横浜FCの躍進から、どのチームも守備的に来るかと思いきや、J1降格組が3チームもあったせいか、思いのほか、今シーズンはどのチームも攻撃的でした。それが札幌の戦術にうまくかみ合っていたんだと思う。また下位チームも、今年は例年になく、攻撃的でしたからね。

でも第2クールも半ばを過ぎて、札幌の躍進を手本にするチームが出始めてきた、ということですよね。本当に昇格を目指すならば、ギヤをそのままでアクセルをふかすのではなく、ギヤを変えるってことですよね。

おそらく、ここから数試合が本当の正念場だと思います。


天気は最高でした



この記事に対するコメント一覧

コメントする