得失点の波

2009年10月05日

 今期の勝敗表を見ると、札幌は得点と失点が共に増える時期と、両方とも減る時期を繰り返していると言うことだ。

 おおよそだが第1節から第7節までは、得失点とも少なかった。そして、第8節から岐阜に勝った第15節までは、3-2というような試合が多い。16節で水戸に0-0で引き分けると、再び得点欠乏症に陥り、岡山に4-2で勝った第30節まで続く。

 この後、セレッソに0-3という試合はあったものの、第36節では草津に5点を挙げている。ところが甲府に1-2で負けた第39節から再び得点が少なくなってきている。あげくに前節は0-0だ。

 熊本に対しては苦手意識があったのだろう。高原のセーブが無ければ、(今回は前節と違って高原よりも相手のミスキックだったような)確実に負け試合になっていた。甲府に負けたあたりから、実は再び得点欠乏症のターンに入ったのではないか。

 前のエントリーでは、「三浦サッカー」の復活などと、脳天気なことを書いていたが、こういう波を見るにつけ、このチームには構造的な問題があるように思う。

 いくら得点が多くても失点が多ければ結果は僅差。また失点を少なくしても得点が少なければ、やはり僅差。10の力しかないチームが、攻撃に7を割くと守備は3、反対に守備に7を割くと攻撃は7。つまりこういうことなのだろう。

 いずれにしろ、水曜日の試合は、コンサドーレ札幌というチームの本当の実力が試される試合であることは間違いない。


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