2009年09月07日
日曜日は、ホーム厚別だというのに行けなかった。 少なくとも道内ホームはコンプリートを目指すものの、やはり年間3試合くらいはいけない試合がある。 こういう時にはあらゆる情報を遮断し、生中継に近い気持ちで録画を見る。前半の歯がゆさは、現地厚別であれば相当なものだったろう。そしてご承知の通りの大逆転。6月ぐらいの勝てない頃だったら、0-2で終わっただろう試合を見事にひっくり返した。それなりにチームの成長と言うことなのか。 ところで、この試合をこれの前日に行われた日本代表とオランダ代表との親善試合とダブって見えた人は、結構いたのではないか。 J1だった頃(と言っても昨年ですが)、J1のチームと対戦して、思わずこんな上手い人たちの中から選りすぐりの上手い人たちだけのチーム(代表のことです)が、一体どこに負けるのだろう、と思ってしまった。 日本代表の試合を見て常々感じるのは、日本人のまじめさ、ということ。世界のサッカーの最先端がこうです、と言われれば、きっちりとそれをなぞってくるし、監督がこうしろ、というと、黙ってこうする。プレスと言われればプレスするし、走れと言われれば走り、パスだと言われれば正確にパスサッカーをする。こんなまじめなチームが、一体どこに負けるのか、と思うのだ。 さて、土曜日のオランダ戦。昨年の鹿島アントラーズとの開幕戦を思い出してしまった。前半は0-0。シュート数でも5-6とほぼ拮抗し、札幌のプレスに明らかに鹿島は後手に回っていた。しかし、札幌は押していたものの得点を挙げられず、後半に荒井場が決めると、そこから足が止まり、あれよあれよという間に4失点。失点数こそ1点多いもののと展開としてはすごくよく似ている。 もちろん鹿島はJの覇者であり、札幌は年間4勝の陥落チーム。その実力差は明らか。そんな実力差があったとしても、70分までハードワークを続けれれば、互角以上に渡り合える。しかしながら、人間のやることゆえ、そのハードワークを90分間持続できない。続けられないがゆえに、日本も札幌も陥落してしまった。 岡田監督は、世界のベスト4を目指すならば、ハードワークを持続させるしかないというようなコメントだったが、それは無い物ねだりなのではないだろうか。昨年の札幌だって、ハードワークを90分続けられたのならば、鹿島に勝つことはもちろん、J1優勝だってあっただろう。「これしかない」と思い詰めた岡田監督の表情に、日本代表の危うさを感じた。岡田さんは札幌の恩人の一人だから、頑張ってほしい。 さて、昨日の愛媛と札幌だが、後半に札幌がひっくり返したからと言って、札幌と愛媛の間に、日本とオランダの間、札幌と鹿島の間ぐらいの開きがあったというのではない。なぜならば、日本代表も昨年の札幌も結局は一点も奪えなかった。圧していたように見えても、肝心なところでは仕事をさせてもらえていなかった。 ところが、昨日の愛媛は札幌からきちりと2点を奪っている。その差は大きい。これをゼロで終えられるようにならないと、昇格は難しい。
プロフィール
コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。
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