2009年06月25日
求められているのは攻撃の形なんだろうと思う。 05月19日「4のゴールが見たい」再び というエントリーはじめ、なんどか 流れの中の得点が不足していることを指摘したが、今日まで、流れの中の得点が増えたかというとそうではない。 札幌の得点は相変わらず得点は、セットプレイや、相手のミス、そしてカンターだ。いわばもらい物なのだ。 第2クールに入って、’相手の守備も整備され、“もらいもの”をだんだんもらえなくなってきた。J2とはいえ、もらいもので得点できるのはせいぜい1点。これを超えようとすると、実力で点をもぎ取らなければならない。 ところが、それができない。 ゲームが終わり近くになっても、点が取れずに、あせって守備のバランスを崩してしまう。なまじ、J1で通用するサッカーを目指しているため、1点を守りきるサッカーができない。(というかやろうとしていない)、1点をまもるのではなく、2点目を目指し、攻撃の圧力で相手を圧倒してやろうというサッカーだ。 もっともそれができないので、後半30分過ぎから、点を取るか、守るのか、選手の中で揺れ動いてしまう。それが終了間際の失点癖につながっているのだろう。 やっぱり札幌の今の課題は、攻撃の形。守備を固めた相手を崩す形なのだ。 前節の湘南を見て思ったのは、得点の形があり、シュートまでのプロセスに、湘南の方が迷いがないということだ。湘南の迷いのなさが、逆転ゴールにつながり、そして札幌の迷いの多さが、厚別無勝利を生んでいると思う。 なんかで読んだが、守備の形は比較的早く作れるものの、攻撃の形を作るのは時間がかかるという。形が出来るのが待ちきれずに、結果だけを求めて1点を守りきるサッカーになってしまえば、昨年の二の舞だ。 また、ここで我々は、「結果」か「プロセス」か、という柳下監督時代に何度も議論した課題に戻ったのかもしれない。 さて、あなたならどうする?
プロフィール
コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。
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