チームの成熟度

2009年06月15日

 徳島は昨年は3年連続でJ2で最下位だった。
 監督の解任も普通なのに、フロントは美濃部監督に指揮を任せ続けた。そして、2年目の今年、万年最下位から脱し、上位を伺う位置につけている。

 今日の試合を見ると、両チームのチームとしての成熟度が現れたように思う。
「人もボールもよく動くサッカー」というのは、よく聞く言葉だが、徳島のサッカーはまさに、そんな感じだった。一方、札幌は個の力でかろうじて対抗できているものの、チーム全体の連動性、人もボールもよく動くという面では徳島の方が上だった。

 よく美濃部監督を信頼し、最下位の屈辱を受けても監督にチームを委ね続けた徳島のフロントは良い仕事をしたと思う。

 反面、この事実はチームが完成するには長い時間がかかることを示している。

 連勝が途切れてから勝ちきれない試合続いている札幌。勝ちきれない理由は、個々の選手や、監督の采配、そして戦術などにあるのではなく、チームとしての成熟度にあると感じた。

 ゴールまでのイメージが70%できあがっていても、30%が未完成なために、この未完成な部分でゴールから嫌われ、逆襲を受けてしまう。

 しかし、着実だが少しずつ成熟に向かっている手応えも感じた。またまた後半に失点してしまったが、守備の連携は良くなってきた。

 今は、守備の土台の上に攻撃の形を作ろうという段階なのだと思う。口で言うのは容易いが、この段階が完成するには、1シーズン以上かかるかもしれない。
 


post by hibari

07:26

コメント(1)

この記事に対するコメント一覧

大阪の道産子

ローマは一日にして成らず?

2009-06-15 18:08

hibariさんこんにちは(^o^)/ 上位4チームが固まりそうで、そのうち2つが脱落する展開に持って行くにはシンドイ状況 になりつつありますね。でも希望がある限り応援は止めません。来月からホームサポになる 予定ですので宜しくお願いいたしますm(_ _)m >この事実はチームが完成するには長い時間がかかることを示している。 徳島線で出れない南米の二人には良い意味で毒気があります。技量とか精神性だけじゃ無く 相手を威嚇する毒気です。大黒は札幌にいた頃は無かった毒気(狡猾さ)を身に付けました。 ある意味綺麗なサッカーは今の状況では不必要かもしれません。汚いプレーでは無く貪欲な 体を張ったプレーが欲しいものですね・・特にディフェンダーには。 ※以下の記載は全て架空のものです、実在する団体・個人等とは何の関係もありません。 石崎監督 「もう少し早く元気を出しとったらのう、相手の守備を封じとっていればのう・・」 三浦コーチ「監督ッ!タラレバばっかりですよねェ?でも鱈のレバーには毒は無いですよ」 吉弘充志 「レバーの毒だったらボクの田舎のフグでしょう!体張って守備しますよ」 中山元気 「フグ来たりなば張る遠からじ」

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