2009年05月19日
以前「4のゴールが見たい」というエントリーで、パスを繋いで崩すシーンを見たいという投稿をした。 繰り返すようだが、4という数字は、起点となるパス出しを1として、シュートまでに経由するポイント(選手)のことだ。 FKや、相手から球をかっさらってのゴールは経由ポイント1。コーナーキックや、起点から前線にフィードして、そのままゴールという電光石火のカウンター、またはピンポイントクロスは経由ポイント2だ。 そう書いておき、序盤の不調の時代に、石崎コンサドーレはポイント1か2のゴールばかりで、3,4のゴールがないと嘆いた。 この当時、攻撃の連携が悪く、得点はピンポイントのセットプレイか、PKばかり。攻撃にもたつき、相手に守備を固められて、焦ったところでカウンターを浴びて勝ち点を失った。 ところが第8節の草津戦、後半12分。 【札幌逆転ゴール!】西のクロス(1)のこぼれ球を宮澤が拾い(2)クライトンへ、クライトンのシュート(3)はGK常澤(草津)にセーブされるがそのボールをダイレクトでキリノ(4)がゴールにたたき込む(オフィシャル) と経由ポイント4の決勝点となった。この試合から現在まで、負けはない。 さて、今日まで負け無しだが、実は依然として1と2のゴールが多く、たまに3がある程度。草津戦を除いて他に4は無い(と思う)。そろそろきれいに崩したゴールが見たいと思っていたところ、今日の新聞に監督の興味深いコメントが載っていた。 【札幌バージョンアップだ!つないで崩す記事を印刷する】 石崎札幌がバージョンアップを図る。コンサドーレ札幌の石崎信弘監督(51)が、新たな攻撃パターンを注入する。今季は高い位置でボールを奪ってカウンターを仕掛ける、スピーディーな攻撃を主体としてきた。半面、引いて守る下位クラブにはリズムをつかめず、苦戦することもあった。相手の順位に関係なく勝ち点を上積みするため、指揮官はカウンターだけでなく“つないで崩す”新スタイルに改造していくことを18日、明言した。※日刊スポーツ(http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20090519-496263.html) あぁ、監督も、私と同じことを気にしていたんだ、と僭越ながら思ってしまいました。崩しての得点というのは、私の言うところのポイント4以上のゴールのことだ。 いや、監督が同じことを考えていたというのは私の思い上がりだろう。 石崎サッカーは、奪ったらスピーディにゴールにボールを運ぶサッカーだ。序盤に3以上のゴールがなかったのは、監督がこのことに選手の意識を集中させていた結果のだろう。 序盤にポイント1,2で点を取るようさせ、それができてから3で取るように、そしてそれができるようになったから、今度は4でとる。というように監督は、きちんと計画的にチームをビルドアップしているのだろう。 さて次節、待望の4のゴールは生まれるか。
プロフィール
コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。
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