2009年04月17日
負けたけど、開幕の仙台戦は良かった。 だけど、この試合もそうだったけど、攻めても、攻めても、点が取れない。何本も何本もコーナーをとっても、シュートを打っても、得点にならない。そして前がかりになったところで裏を取られて敗戦。 こうなると、迷いが疑いになり、疑いが恐れになってしまう。 引き分けに終わったドームでの富山戦は、恐れ、迷い、疑いがピッチに蔓延していた。草津戦でも見られたが、かろうじて二試合で勝ち点を得られたのは、個々のポテンシャルの高さだろう。 対戦相手にとって見れば、シーズン入り当初の降格組は、恐ろしい存在だろう。メンタル的には萎縮や気負い、恐れというネガティブなマインドをもたらしてしまう存在だ。実際に、初めの数試合、仙台、甲府、湘南は、恐る恐る、札幌に挑んだ。 しかし、札幌が勝ちきれない状態が続くと、なんだ恐れる必要ないじゃん。やってやれ、金星奪ってやれ、と、かつてのJ1だったことが、相手のメンタルにプラス作用を起こすようになったのが、岡山、熊本、富山の3試合。 これら3チームとの対戦は、元J1だった札幌にとっては勝って当たり前。負けは絶対に許されないというプレッシャーがメンタルにネガティブに働いた。すべては悪い方に転び、0-4の大敗を演じてしまう。 こんな時に、指揮官までが動揺し、ネガティブになっていくと、最悪だ。監督交代しか、打つ手はない。 でも、ここ数試合の監督コメント見ると、決して慌てることなく、石崎さんは事態を冷静に見ているようだ。 「もう少しできるんじゃないかなと思っていましたが、私の考えが甘かったです」 という昨日のコメントも、自分を客観的に見つめることができている証だろう。気持ちに余裕がないと、自分の非は認められないものだ。 百戦錬磨の石崎さんが、次にどんな手を打ってくるか。札幌ウォッチャーとしては興味深い。
プロフィール
コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。
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