久しぶりの勝利

2009年03月16日

勝利・・・はいつ以来だろう。
自分の目で見たのは、ドームの磐田戦以来。だからほとんど10カ月ぐらい前だ。
そしてロスタイムでの勝利。これは、一昨年、西の事実上のデビュー戦となった、アウェイの愛媛戦以来じゃないか。

それはさておき、今日の試合ぐらいJ2に帰ってきたことを実感した試合はない。

テクはなくても体力ならあると、闇雲なプレスを両チームが続け、どんなにミスをしても、気持ちを落とした方が負けという、実にJ2らしい試合だった。

そんな試合だったけど、ロスタイムで突き放せたのがうれしかった。

鳥栖も昇格を具体的に目指すクラブに成長しながら、セレッソに開幕戦で大敗し、気持ちを切り替えての、ホーム開幕戦。うち以上に“絶対に負けられない戦い”だったはず。

体を張ったタイトなマークで、札幌を上回り、ポゼッションこそ札幌だったけれど、決定的なチャンスは鳥栖の方だった。それでも、最後に勝ち点を持って帰っていくのは札幌。昨年、相手チームに何度も体験させられたことを、お返しできた。試合運びは決して誉められたものじゃなかったけれど、最後にきちんと結果を持って帰る当たりに、<J1のオーラ>があった。

考えれば、昇格した年は、いずれも記憶に残るロスタイムゴールが多かった。
今の札幌は若いだけに、この劇的な逆転劇で、チームも乗ってくるだろう。


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