京都戦を前に

2008年08月16日

 明日の京都戦に備えて、今日、見に行けなかった大宮戦を見たんですが、印象としては以前に書いた

>自分たちのサッカー、つまりは三浦さんのサッカーですが、
>これを90分通して表現できればみっともない負けはないでしょう。
>5試合やって、1試合勝ち、2試合引き分け、2試合負け、
>というようなレベルでしょう。

 という印象を変えるものではありませんでした。

 大宮戦は、勝っても、負けても、引き分けてもおかしくない試合で、たまたま負けたんですが、そうした試合が出来ていれば、札幌としては平常値だし、ダメ出しする必要は全くないと思います。

 5試合やって、1試合勝ち、2試合引き分け、2試合負け が札幌のデフォルトだとすると、残りは14試合なので、最終的には27 前後なんです。札幌の持っている現有の戦力値からすると、だいたいこれぐらいなんですね。

これに個々の頑張りだとか、成長だとか、怪我人の復帰だとかの伸びシロが加わって、マックス33とか35。マックスを出して、つまり最善を尽くして、降格であれば、それはしょうがないじゃないですか。

 もともとのチーム力が100のチームは、監督力や、選手のメンタル、成長なんかで、ひっぱってもせいぜい120とか130でしょう。そんなチームに200になれ、300になれと望んでもしょうがないですし、200になれないのは監督せいだ、というの言いがかりみたいなものです。

 100のチームを200や300にするには、監督レベルではどうしようもなく、10億の強化費を20億、20億にするとか、強大なスポンサーを獲得するとか、ワールドクラスの助っ人3人連れてくるとか、なにか根本的なところにミラクルがないとなりません。

 ところが、やっぱりサッカーはメンタルスポーツですから、普通に戦っていけば勝ち点30内外になるのに、ちょっと負けが先行すると自信を失ったり、下から追い上げられると立場を見失ったりする。100のチーム力を倍にするには大変な努力が必要ですが、半分の50には簡単になることが出来る、というのがサッカーです。

 そして次の 明日の京都戦ですが、負けると3連敗です。どっちみち今の実力ではめぐりによっては3連敗ぐらいは普通にあるんだけど、ホームでの3連敗、最下位というのは、普通のこととして受け止められるにはすこし刺激的なので、目先の結果しか見えないマスコミのネガティブキャンペーンを防ぐ意味からも、明日は勝っておきたいですね。スポーツマスコミは、オリンピックモードで、平常心を失っているので、負けると鬼の首を取ったように書き立てると思うよ。

 アウェイの新潟戦は完全に熱さにやられたようですし、テレビを見る限り大宮戦も、勝ってもおかしくない試合だったので、チーム状況は別に下がっているわけではないので、ここを耐えれば、9月になり、アウェイの気温も下がってくると、怪我人も復帰し、もうすこし状況がよくなるようにも思うんですよね。


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