今度の日曜にはキックオフイベント
それまでには新しい陣容が出そろうでしょうから
今日を含め、あと数日でニュースリリースがいくらか出ることでしょう。

昨日のスカパー、「Jリーグアフターゲームショープラス」にて
あまりにも早すぎる順位予想をやっておりました。
無茶ぶり覚悟でのこの時期での順位予想、
サッカー誌の編集長によるものでしたが
サカマガおよびJリーグサッカーキング両誌編集長は
札幌は最下位またはブービー予想でした。
（ちなみに降格圏内予想チームは共に札幌、鳥栖、新潟）
また、エルゴラ編集長は数チームをまとめて順位づけず下位争いとしていましたが
札幌はその中にありました。

まぁ移籍状況も確定していない時期での予想ともなれば
いや、仮に確定していたとしても
札幌が降格圏予想になるなんてことはまぁ想像に容易いことではあります。

今年の札幌の補強は
持っているポテンシャルを十分に発揮しきれていない選手が中心
そんな印象です。（選手には失礼な言い方でしょうが）

石崎監督お気に入りとの噂の前田俊介は
巷で流行りの（？）「前俊を諦めない」とのフレーズがそれを物語っています。

最初、前俊の加入の話を聞いた際は
正直なところあまり歓迎しないなぁって印象でした。
去年作り上げてきたチームの一体感にそぐう選手に思えなかったもので。
また、いろんな監督が前俊の才能の開花に手掛けたものの
それを成し遂げることができなかったという点でも。
（去年、大分の田坂監督が我慢強く使うことで結果を出し始めてきたところでしたが）

しかし
こういう選手たちの才能を最大限に開花させることができれば・・・
もちろん難しいことではありますが
そうでもないと札幌みたいな資金力のないチームが厳しいJ１での戦いを勝ち抜けない
そういう風に考え直してみたんです。

資金力のあるチームはすでに活躍している選手を補強すればいいのですから。

ここ最近の札幌はそれが可能なチーム作りをしていると考えます。
言い換えれば、そういうチーム作りをしてるからこそのそういう補強戦略というか。

サカマガの１月１０・１７日号に
ノノさんと編集長による去年のリーグ戦の総括の対談があったのですが
その中でノノさんは
去年の柏の躍進を「月曜日から金曜日の過ごし方の重要度」で解説しています。
また、柏の「月曜日から金曜日」における空気・雰囲気・緊張感作りは
ネルシーニョ監督の力が大きかったとも。

その流れで札幌の昇格にも触れ
札幌の昇格は「奇跡に近かった」と述べながらもｗ
「ゴンさんがいて、岡山、西村、河合など、プロとしてしっかりやれる選手がそろっていました。彼らベテランが、月曜日から金曜日までの間に良い仕事をするから、若手がしっかり結果を出せたと思います。」
と述べています。

箕輪さんの加入あたりから
戦力の補強には、その選手が試合において貢献することは当然期待しながらも
それプラス、いやそれ以上に若い選手にいい影響を与えるような
プロ意識を持った選手を選ぶ
そういう戦略があったのではと感じています。

箕輪さん、荒谷さん、藤山さん
そしてゴンさん、河合キャプテン、卓朗さん、オカさん
若い選手が多い、そんなチームだからこそ
チーム全体の底上げのためにもそういう選手が請われて
札幌にやってきたのではないかと。

去年はオカさんの存在で
選手の貢献とは、試合に出て結果を残すことだけではないと
思い知らされました。

だから余計にこういうことを考えるんです。

そんなベテランの存在が
加入してくる選手達にいい影響を与え、才能を開花させるきっかけとなれば
チームとしても結果を残すことが可能ではないかと。

補強の状況や、そのサカマガを読んだことで
そんな感じに想像を働かせる日々です。

しかし、そういう戦略がもし実際にあったとして
それを主導したのは石崎監督なのか、三上強化部長なのかは
気になるところですね。

2009年のチームで昇格を失敗したことが
大きく影響していると考えますが。
まぁその話は別の話題になるんで・・・。