コンサドーレの終盤の劇的ゴールを語ろう。

2015年12月20日

こちらのエントリーはコンサドーレアドベントカレンダー用のエントリーです。
http://www.adventar.org/calendars/1128

アドベントカレンダーに空きが合ったんで
「賑やかしの精神」で2年ぶりに参加させてもらうことにしましたー。

何でもかんでも、我が家はこの「賑やかしの精神」で動いております。
去年、伸二の入団会見の前日に伸二のダンマク持って新千歳空港に行ったのも
そんな感じ。

前回参加した時ののダンマク張りに続き、今回は何を書くかとなった時に
最初は今年初めて参加したCVS(コンサドーレボランティアスタッフ)のことについてとも考えたのですが
今年参加したドームの岡山戦そして厚別の金沢戦、どちらも体験記としてこのブログにまとめたこともあり
(過去のエントリーにありますので、興味のある方は目を通していただけると嬉しいです)
今回はコンサドーレにおける「終盤の劇的ゴール」を思い起こしながら懐かしもう
そんな感じでいこうと思います。

そうです。今日のアドベントカレンダーは箸休め的企画です!
(連日の秀作に比べ、クオリティが・・・)

@satoshi_cs12さんの「新3大上原慎也の殊勲のゴール」と確実に3つがもろ被りなんですが
気付いたときにはもう新しいテーマで書く時間がありませんでした。これでいっちゃいます。

ここで取り上げる試合は、まずは無作為にピックアップするために
「コンサドーレ札幌のリーグ戦で、85分(後半40分)以降に先制・同点・勝ち越し・逆転ゴールが生まれ
その後相手にゴールを奪われることなく、勝利または引き分けた試合」を
自分がコンサドーレを応援するようになった2003年までさかのぼります。
偶然ですが、2002年に延長戦・Vゴール制がJリーグでは廃止になっていますので
2003年以降となるとすべて90分フルタイムで同点の場合は引き分けという現行のシステムとなります。

2015年
第3節 福岡戦(ドーム) 2-1 89分福森
相手CKからのクリアボール、自陣から長い距離を走り福森が相手GKに猛然とチャージをかけます。
福岡GK笠川の甘いパスをかっさらいそのまま無人のゴールにボールを
丁寧なインサイドキックで流し込みました。
福ちゃんが一気に札幌サポにアピールを果たした試合になりましたね。
対して笠川は今年の出場はこの試合のみで
先ほど契約満了・アルビシンガポールへの移籍が発表されました。
まさしくプロとして明暗を分けたプレーになりました。

第39節 千葉戦(ドーム) 3-2 96分上原
引き分けでもプレーオフ出場の可能性は厳しくなるそんな状況。GKソンユンも前線にあがってのCK。
福森が蹴ったCKは一旦相手にクリアされますが、それを拾った中原が福森にパス。
福森が再び上げたクロスボール上原がヘディングで合わせネットを揺らしました。
リプレーの映像を何度も見ましたが、後ろに倒れこみながらの体勢不十分のヘディングをよくぞ合わせました。

2014年
第16節 福岡戦(厚別) 1-1 93分パウロン
試合をほぼ福岡に握られていたなかパワープレーを仕掛け唯一の綻びをついたゴールでした。
ハーフウェー付近からの砂さんのロングフィード
上原が落としたボールをペナルティアークやや外からパウロンがボレー。
相手DFにあたり角度がやや変わりの同点弾でした。
ただ、このゴールがあったとはいえ、圧倒された試合展開に試合後の雰囲気はよくはなかったですね。

第20節 岐阜戦(厚別) 3-2 91分ソンフン
小山内J初ゴールなどで2-0とリードするものの、岐阜の選手にもJ初ゴールを決められるなど2-2に追いつかれてのロスタイム。
小山内のロングフィードを相手DFのクリアが甘くなったところをソンフンが左足で叩き込んだ。
そしてベトナムの英雄よろしくユニを脱いでの歓喜にイエローのオマケつき。

第23節 愛媛戦(ニンスタ) 3-2 91分都倉 95分櫛引
1-2のビハインドの局面での91分スナさんの左45度からのクロスをファーの奈良が頭で折り返し
とっくんが同じく頭で押し込んだ。
95分スナさんのCKをフリーになったくっしーが左足を振りぬいて突き刺した。
この日のスカパーのアフターゲームショーで伸二がショートコーナーを匂わせるためスナさんに近づき、
ゴール前の相手DFの枚数を削ったのが勝因なんて解説されてた。
今のところ、コンサドーレでロスタイムに同点弾と勝ち越し弾が入ったのってこの試合だけってことでいいのかな。

第31節 岐阜戦(長良川) 1-1 87分内村
バルバリさんの初陣。パウロン退場で数的不利な状況
たくみぃやのFKに上原が落としてうっちー同点弾。しぶとく勝ち点を拾った。

2013年
第1節 千葉戦(フクアリ) 1-0 91分内村
コンササポも多数かけつけた開幕戦。
0-0でカウンターの打ち合いの様相の中、スナさんの右サイドからの長いスルーパスに抜け出した
うっちーがダイレクトで合わせた。アウェイゴール裏に駆け寄り看板を飛び越える姿がスーパーマリオっぽかった。

2012年
第19節 名古屋戦(厚別) 2-1 92分上原
真希のクロスをうっちーがすらしたボールを上原がしゃがみ込みながら頭合わせてのゴール。
うっちーがすらしたかは微妙なところだけど
ポジション的にはうっちーがすらしていれば上原のシュートはオフサイド。
名古屋の選手は猛抗議していたが、まぁ喜んだもん勝ちみたいな試合でしたね。
このゴールで審判の判定はお互い様やなと達観した感はある。
これ以前よりは審判の判定にあんまり不満を感じることはなくなった気がするかな。
ただ、2006年の天皇杯準決勝の加地のゴールは明らかにオフサイドなのは一生言い続ける。
あと、森田みきの「バチーンとすごい音がしました」も一生言い続ける。

第21節 仙台戦(ドーム) 2-1 94分オウンゴール
ハモンのスルーパスからヤスが左サイドを深くえぐって角度のないところをクロスぎみのシュート。
仙台DF渡辺広大がクリアするもののGK林卓人の脇をすり抜け
まさに「はいっちゃったー!」って感じでした。実際にゴール裏でそう叫んでました。
あと、唖然とする林卓人の表情を見ながらほくそ笑んでました。だって仕方ないじゃん、にんげんだもの。

2011年
第10節 草津戦(ドーム) 1-0 92分宮澤
DFの中心格とし期待されながらもいつまでたってもウエイトオーバーを解消する兆しのないチアゴ、
パワープレー要員として「チアゴ大作戦」を敢行。
そのチアゴがクロスボールを押し込んだと思われたが、相手DFを押し倒したとしてファール。
その後のCKを強なんでさんがヘッドでシュート、GKが弾くものの宮澤が泥臭く押し込んだ。

第24節 富山戦(富山県立) 2-1 89分宮澤
ジオゴがいい感じでキープした後に右サイドを駆け上がったたくみぃやに絶妙のスルーパス
クロスボールに相手DFと競り合いながら宮澤がダイビングヘッド。
しかしゴールを決めた宮澤はそのまま倒れたまま。試合に戻ることはなかった。
翌日の新聞には相手DFとの競り合いで鼻がつぶれたままダイビングヘッドする宮澤の写真が。
鼻骨骨折の代償に得たゴールだった。

第5節 東京V戦(ドーム) 4-2 88分岡本 (89分岡本)
震災による延期分の水曜ナイター。2度のリードを追いつかれての2-2。
ホスンの自陣からのFK、ロングボール一本で上原がヘディングシュート。
ポストに弾かれるもののつめていたヤスが押し込んで3たび勝ち越し。
その勢いのまま、高い位置で河合さんのボール奪取から
ヤス特有の独特なリズムのボールタッチで相手を翻弄しダメ押し弾を決めた。

第30節 横浜FC戦(国立) 2-1 88分上原
右サイドからのCK、競り合いの中で相手DFの頭2つ上から叩き付けたヘディングシュート。
優れた身体能力を持つ、上原にしかピンポイントで打てないクロス「上原専用」が生まれた瞬間かもしれない。
昇格に向けてチームに勢いがついた試合のひとつであるのは確か。

2010年 なし

※ここら辺より前の公式記録はロスタイムでのゴールはすべて89分表記なんです。
ロスタイムでの得点に関しては今の表記方法に準じて書かせてもらいます。

2009年
第2節 鳥栖戦(ベアスタ) 2-1 93分キリノ
86分にスナさんの綺麗なボレーで先制するもののすぐに追いつかれてのロスタイム、
右サイドからのCKにあわせたのはキリノ。キリノ、この年19得点も取ってんだよなぁ。
石さんもっと勝ちにこだわっていればねぇ。

第13節 栃木戦(ドーム) 3-2 88分クライトン
初対決の相手に0-2と苦しい展開に持ち込まれるが、
後半、宮澤・上原(J初ゴール)で同点においつくと、右サイドのスナさんのクロスにクライトンがトーキックで合わせて大逆転勝利。
しかし、この年ってキリノいて、クライトンいて、ソンファンいて、大伍も征也もいて、
石さん、ちゃんと勝ちにいってればねぇ。(いや、フロントが育成育成って言い過ぎたのか?)

第51節 東京V戦(味スタ) 2-2 93分西嶋
この年って珍しくホーム開幕・アウェイ最終戦だったんですよね。
ホーム最終戦の曽田さん引退惜別PK弾である意味フィナーレを迎えた後のほんとの最終戦。
0-2からCK2発で引き分けにもちこんだ試合でした。

2008年 
第12節 大宮戦(ナクスタ) 2-1 85分ダヴィ
クライトンからの左サイドからのCK、ニアのダヴィがヘッドすらしたボールをファーの柴田が懸命に足をのばしてのシュートが
折り返した形になってダヴィが頭でプッシュ!

2007年
第18節 福岡戦(レベスタ) 2-1 91分石井
自陣からの鋭いカウンター。スナさんからの裏のスペースへのボールをネットに突き刺したのは謙伍。
そのままの勢いで駆け寄って行った先には
この日を持って日本代表スタッフに就任する事が決まっていたマネージャーのツムさん。
そういや、去年かなハーフタイムパーティーの時にクラブハウスの社長室に入ったら
アジアカップの小さな優勝杯がかざってあって
ノノさんに聞いたら「わかんね」的な反応。
けど、アジアカップに札幌の関係者で参加してたのはツムさんくらいで
代表スタッフとしていただいた優勝杯をコンサドーレに寄贈してくれたんじゃないかなぁって
勝手に思っております。

第29節 東京V戦(厚別) 2-2 92分石井
昇格争いの直接対決。84分にFKから曽田さんのヘッドで先制するものの、たちはだかったのは
前年のエースストライカー・フッキ
立て続けに同点弾・逆転弾を決められてしまう。
相手DF戸川が競り合いで出血し、止血の為に一時ピッチを後にする。
これが勝負のアヤだったか。
左サイドからのスナさんのCKにニアで謙伍が合わせて同点。
そのまま試合終了のホイッスルが鳴った。
ところで、この試合のスカパー中継を見返してみたが珍しく川合さんが解説してて
いたって冷静な川合さんの解説が妙におかしい。

第48節 愛媛戦(ニンスタ) 1-0 92分西
この前週のスカパーの番組での現地スタジアムからのゲストがみうみうで
「次節、秘密兵器が出るかもしれませんよ」とのコメント。
スナさんのクロス、パワープレーで最前線に上がっていた曽田さんが頭で合わせたボール、
相手DFクリアするがそれを拾ったのが「秘密兵器」西大伍。
角度のないところから打ったボールが劇的過ぎるJ初ゴール。
短期留学中のブラジルから急遽呼び戻されてすぐの大仕事だった。

2006年
第13節 仙台戦(厚別) 1-1 92分石井
外国人3人で攻めて、残りはがっちり守りに入る仙台。
そんな中、西谷のクロスに謙伍が頭で合わせた。
仙台もしっかりブロックを作っていた局面ではあったが、ボールもよかったし入り方もうまかった。

第16節 鳥栖戦(ドーム) 2-2 85分砂川
智樹の裏への浮き玉のパス
2列目から抜け出したスナさんがGKの飛び出しを冷静に判断してループシュート。
この頃のスナさん、29か30。今でいえばとっくんや謙伍、カズゥの年。
もっともっと頑張れ、現役!

第23節 横浜FC戦(三ツ沢) 2-1 92分曽田
セットプレーになるとターゲットになるため
互いにマーカーとしてバチバチやり合っていた、曽田さんと横浜FCの長身DFトゥイード
西谷のキックから放たれたCKのボールはわずかにトゥイードがかぶったところを
曽田さんがその真後ろからヘッドで叩き付けた。
たしかトゥイードがこの試合をもって帰国する試合だったはず。

第34節 仙台戦(厚別) 3-1 86分石井 (90分上里)
カズゥの「らしい」体重を後ろに残しながらのアーリークロスに
謙伍が態勢を崩されながらうまくヘッドで流し込んだ。
ロスタイムにはカズゥのこれまた「らしい」えげつないロングシュートで勝負あり。

2005年
第8節 福岡戦(ドーム) 1-1 92分中山
左サイドの三原さんからのクロス、相川スルーするが元気合わせられず
相手DF拾うもののそのクリアをタバタンがカットし曽田さんにパス
曽田さんがためたところを右サイドを上がってきた徐暁飛にパス
徐くんのクロスに福岡DFの裏からぬるっと侵入した元気がヘッド一閃。
移籍後初ゴールとなった。名前を並べるだけで泣けてくるねw

第26節 仙台戦(厚別) 2-1 85分池内
0-1のビハインドから交代投入されたばかりの謙伍がミドルシュート。
ポストを叩くがその跳ねっかえりにこれも途中出場の元気が飛び込んで82分同点。
1度火の付いた厚別の雰囲気が冷める間もない85分
CKにヘッドであわせたのはDFなのにチーム得点王池内。
目の当たりにした初めての「終盤の劇的な展開の試合」だっただけに
チーム10周年のUS発行のアンオフィシャル本の
「記憶に残るゴール」では自分はこの池内のゴールを選んだ。

2004年 
第36節 横浜FC戦(夢の島) 88分田畑
権東のクロス、ゴール前でごちゃついたところ清野が落としてタバタンがミドルシュート、ズドン!
開始早々にもクロスバー直撃のロングシュートを打ってたけど、伏線だったかな。

2003年
第2節 山形戦(NDスタ) 3-2 85分曽田
第5節 大宮戦(ナクスタ) 1-1 86分ウィル

まだこの頃、スカパー加入してなかったんでアウェイゲームは記憶にない・・・。
6月になると毎年スカパーから無料でいろんなチャンネルのキャンペーンがくるから
たぶんこの年の6月にスカパーに加入してアウェイゲームも見るようになってる。
そんなこんなで来年は14年目のシーズン。

もっとさかのぼれば、堀井岳也Vゴールとか
厚別のバルデスハットトリックもこの中に入ってくるんでしょうが
バルデスハットトリックの頃なんかは自分にとっちゃ
ギリシャ神話の時代のようなもんです。

記憶に残ってるか、残ってないかで文章の温度にけっこー差があるのはご勘弁を。
これを書くためにけっこう映像を見直したんですが
(2004年以降のゴールシーンは全部取ってあるんで)
まぁ、スナさんの長きにわたる貢献度の高さはもうね、
長く語り継いでいかんとあかんですよ。
それこそ、神話のように。

やっぱ昇格とかを果たすにはこんな劇的な勝利がいくつかあって
それでチームに勢いつく、そんな感じじゃないといかんですね。

・・・で毎度のごとく、終わり方ってどんな感じにしたらいいんでしたっけ?
長文のわりに軟着陸な終わり方。。。


post by わたらせばし

10:00

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