乗り掛かった船なんで
今回もブロックリーグ決勝大会関連のことについて書いてみようと思う。

今日の道新に
ブロックリーグ決勝大会の結果が掲載してあった。
そこに気になる一文が

「1位チームが来季道リーグに昇格することになっているが、
道サッカー協会によると、学生チームの札大ゴールプランダースに
原則社会人の道リーグに参加する資格があるかなど確認中で、
昇格するチームはまだ決まっていない。」

これを見た瞬間、ちょっと疑問符が出た。
そもそも道リーグに昇格できないんならブロックリーグ決勝大会に出れないのではと。
道サッカー協会のHPにある開催要項を一昨日あたりに見た時に
そんな条文があった記憶があったからだ。

ってことで、調べてみたらちゃんとあった。

ブロックリーグ決勝大会の開催要項
６　参加資格
（財）日本サッカー協会及び全日本社会人サッカー連盟に登録を完了した第一種であって、次の条件を満たすチームに限る。
（１）　クラブチームは、他の事業体チーム或いは他のクラブチームに二重に登録されてい
ないこと。
（４）　北海道サッカーリーグに参加権を得た場合、必ず出場できるチームとする。

１２　入替
（１）全道ブロックリーグ決勝大会優勝チームは、次年度、北海道サッカーリーグへの出場権利を得る。

この条文から見て、優勝した札大ゴールプランダースを昇格させなかったら
自分達で決めた要綱を自分達で否定するような結果になりそうだけど。

あと、参考になるのは
他の大学の状況
1番参考になるのは、アマチュアの最高峰であるJFLに参加している大学
流通経済大学ではないだろうか。

流通経済大学に関しては
本棚にあった「サッカーJプラス」2007年6月号に
詳しい記事が載っていたんでそれを引用させてもらう。

「まず、すべての学年から高い実力の持ち主が選抜され、関東大学リーグに出場するトップチームに集められる。」
「そのトップチームに継ぐ実力を持った選手たちで編成されるのがJFLチームだ。」
「そのほか今季から関東リーグ2部で戦う社会人登録のクラブ・ドラゴンズ、
大学リーグのサテライトにあたるIリーグ（インディペンデンスリーグ）に参加する各学年ごとのチームがある。」

1軍＝トップチーム　2軍＝JFLチーム　3軍＝クラブ・ドラゴンズといったところか。

ちなみに
トップチームとJFLチームは違うリーグで戦っている、違うチームにも関わらず
登録としては同じ「流通経済大学サッカー部」であり
いろんなカテゴリーのチームが参加する天皇杯予選では
トップチームのみしか参加資格がなく、JFLチームは予選に参加することはないそうだ。

しかし社会人登録のクラブ・ドラゴンズは
完全な別チーム扱いとなるため天皇杯予選にも参加資格があり
「なんと天皇杯茨城県予選で、クラブ・ドラゴンズが筑波大学を破ったために、
予選決勝で同門の流通経済大学トップチームと顔を合わせたのだ。結果は流通経済大学の勝利。」
（名門第三野球部のようだ・・・）

社会人登録の札大ゴールプランタースは
流通経済大学でいえばクラブ・ドラゴンズに相当するチームといえそうだ。

ちなみに札大ゴールプランタースも
今年の天皇杯道予選である知事杯の札幌予選に出場しており
知事杯で札大サッカー部と同門対決する可能性もあったわけだ。

いろいろ見てみると
社会人登録であり、札大サッカー部と別チーム扱いとなる
札大ゴールプランタースに道リーグ昇格への障害はないように思えるのだが。

ただ、流通経済大学の各チームでの選手の入れ替えがシーズン中にあるのか
それに関してはこの記事ではわからずじまい。
似たような関係であるJ1・ジェフ千葉とJFLジェフ・リザーブスは
リーグの移籍ルールに則って、シーズン中に選手の入れ替えをやっているようだが
札大の場合、そもそも学生登録と社会人登録の違いもあって
選手の入れ替えに関してはいろいろと障害があってもおかしくはないと思われる。

札大サッカー部の応援サイトなどを見てみると
札大側が昇格に難色を示しているという未確認情報もあるが
そもそも道リーグ昇格を争う決勝大会に出場・優勝して
昇格したくないということにでもなれば
決勝大会の参加資格の（４）に反することとなり
なんらかのペナルティがあってもおかしくはない思われるのだが。
そこらへんの真相はまだはっきりしない。

・・・という長々と書いといて
結論がぼやけるといういつものオチ