12月1日の記録 その3

2008年01月19日

こんにちわ。
いよいよ明日キックオフイベントですね~。
明日は娘を抱えて、ドームに行きます!

ところで、今日の「Jリーグ31」札幌編
ヤスのお父さんの花瓶のようなサイズの湯飲み茶碗に衝撃を受けました!

ってことで、水戸戦の観戦記はまだまだ続くのです。

その1とその2の間に書き忘れたことあったんでそれから。
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福住に着くと
改札外には、ぎーさんのウィズユーカードの発売を待つ人の列がすでにずらーっと。
この中に代表(くーさん)もいるはずだからと、列の前から探して見つける。
代表は、前日に道内入りしたコアラさんと南北線の始発に乗って出発
乗り換えの関係で東豊線の2番電車に乗っての福住到着だったそうな。
それでもウィズユーカードの列としては30番目くらい?
代表が見かけた、駅売店の人の話では東豊線の始発の赤黒度はものすごかったらしい。
ドームの入場待ちの列に大半の人はいったであろうけど
ウィズユーカード目的の人も始発にけっこう乗ってたのね。
っていうか、地下鉄以外で福住に乗りつけた人もいるんじゃないの?と。
っていうか、駅っていつから開いているんだ?と。
ほどなく、ひろみさんもこの列に合流したんで、カードの購入は代表に任せて
2人でドームに向かうことにする。

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ここからその3です!
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練習開始に向けて選手たちがピッチに現れると
自然とゴール裏から歓声が沸きたり
それとリンクするようにコールが始まる。
昇格のかかった大一番、必然的にそのコールの声量はいつにも増して大きいもの。
気合が入りすぎると、試合前の練習時のコールでテンションをあげすぎ
いざ試合が始まるころにはオーバーヒートしたように
全身に力が入らず応援にも踏ん張りが利かない
そんな体たらく振りを見せてしまうこともある。
試合前は頭はクールにして、適度にテンションもバランスをとりながら行かねばと。
でも、そう自制がうまい具合にはいかないんよねぇ・・・。

選手入場直前に流れる「WE'VE GOT THE WIND」と共に
ドールズとボールパーソンのダンスパフォーマンス。
このボールパーソンのノリがいいとゴール裏も盛り上がり
試合にいい雰囲気で入ることができ、そして試合の結果もよくなる。
なんとなくそんな印象があるのだが、
この日のボールパーソンはは八軒中学サッカー部。
毎度いろんなネタを仕込んできてはゴール裏を盛り上げてくれる頼もしいやつら。
小島よしおの「そんなの関係ねぇ」などを織り交ぜていろんなパフォーマンスを見せてくれる。
ボールパーソンが八軒中学サッカー部と紹介されただけで
「今日は勝てる!」と思えてきたから不思議だった。
(今季参戦時は勝率の非常に高い隊長がこの日も参戦ということを聞いたときも「勝てる!」と思ったが。まぁ自分への暗示がけです!)
でも、いつもほどはゴール裏は盛り上がらず
大事すぎる試合ってことで、普段ないような位の緊張感がゴール裏に存在しているのかなとも感じた。

開門から試合開始直前まで
USの面々が選手入場の際に行われる人文字について念入りに何度も説明に回っていた。
京都戦でも人文字が行われたが、わずかだが一部がやや崩れていたことや
この日はゴール裏でビッグフラッグと人文字をリンクさせておこなうようで
いつにも増してゴール裏への周知が必要だということだったからだろうか。

第3クールのアウェイ水戸戦
中盤それほど深くない位置のサイドからのアーリークロス
同じような攻撃から2失点を奪われ完敗した。
3ラインのギャップを意識し、MFラインとDFラインの間で起点をつくり
DFラインとGKの間にボールを供給する。
札幌のサッカーが研究された上で、その弱点を付かれた結果の敗戦は
その後、ほかのチームへの対札幌の攻略法を提示された形となり
終盤の失速につながった、そういう見方をしていただけに
この時点で12位とはいえ、相手が水戸というのは非常にやりづらいなぁというのが事前の印象だった。
前田監督がラストの試合となりそうなのも、水戸の選手のモチベーションが上がるだろうと想像される材料。
唯一、気を楽にさせてくれたのはビジュが累積での出場停止で不在だということ。
第3クールの水戸戦でも中盤で効きまくっていたから。

札幌が水戸に勝つか引き分け、または京都が引き分けか負けで昇格は決まる。
シチュエーション的に圧倒的に優位なことは明確な状況での水戸戦がスタート。
同時刻に、昇格を争うヴェルディはアウェイ長居でセレッソ戦
同じく京都は敷島で草津と対戦。
(得失点差の関係で、ヴェルディは前節昇格をほぼ手中にしている。)

泣いても笑っても、この試合で全てが決まる
そういうシチュエーションはここまで選手にプレッシャーとして重くのしかかるのか
案の定水戸の選手のほうが出足はいい。
ある程度は想定される状況だっただけに
動きは悪いながらもい耐えて、時間の経過と共に流れをつかみたいと思っていたのだが
前半11分、左サイドからのCK、ニアポストの選手に擦らされたボールを塩沢がブルーノに競り勝ってヘディングシュート
正直、「ぽよーん」と表現したくなるような力のないボールではあったのだが
ぎーさんの懸命のジャンプも及ばず
札幌の選手・サポーターをあざ笑うかのようにゴール左上隅に入ってしまった。

シーズン中盤には2位に勝ち点13をつけ、独走態勢に入り
客観的に見れば、昇格は当確とまで思われていたであろうが(自分としてはそんなことはさらさら思ったことはないが)
第3クール途中からの失速で、他チームとの勝ち点差はどんどん縮まり
札幌が試合のなかった前節にとうとう、ヴェルディに抜かれ2位に転落
J1に昇格するということはどれだけ難しいことなんだと
痛感するシーズン終盤の日々だたが
最終戦もまた、そんな昇格の厳しさを突きつけられることとなった。
それが「ぽよーん」としたシュートだったから、余計に皮肉な感じだった。

正直、入れ替え戦のことは頭をよぎった。
後ろ向きではなく、現実は全て受け入れなければそういった意味で。

この日、2つのものをドームに持っていっていた。
前日にオフィシャルブログで見つけた誰かのエントリー
「最後まで勝利を信じ続けたものだけが、勝利という結果を得ることができる」といった内容
これだ!と印刷して、かばんに入れておいた。
どんなことがあっても勝ちたいという気持ちだけは絶対に折らせてはいけないと。
それと、まだ産まれて1ヶ月あまりで首も座っていないので
家で留守番をしている娘にぃにぃと面倒を見ている嫁ぴんちゃんの写真。
俺よりもサポ歴は長く、それだけに昇格達成の舞台に立ち会いたかったであろうぴんちゃんの気持ちも
ドームに持っていきたく、2人の写真を胸ポケットに忍ばせておいた。
押し込まれる厳しい時間帯は、一緒にパワーを送ってくれー!と
胸に手を当てて応援をしていた。

0-0でも昇格はできるだけあって
失点をしないということが最優先のゲームプランだったであろうが
先に失点をしたことで、どうにかして得点をしないといけないという状況になったが
それでも目に見えて、札幌の選手の動きが改善されたかというとそうでもなかった。
シーズン途中でも、先に失点をしても焦って攻めたって追加点を奪われないように
あえて慎重に試合をすすめる結果、次第に流れを手中におさめ逆転勝ちを収める試合が何度かあったが
この日に関しては、失点してもあえて守備的にするというよりは
動きのいい水戸にいつまでも押し込まれている、そんな風に見えた。
この日も封印していた(封印させられていた?)SBの攻撃参加が今となっては反撃の口火だったような。
セットプレーのチャンスは何度かあったものの、やっと流れの中で攻撃の形が出来たそう感じたのが
40分の西嶋のオーバーラップからの元気ダイビングヘッド(ボールには触れなかったが)の流れ。
ここから3分後の43分、左サイドからのクロスを大伍が折り返し
一度は跳ね返されるが、再び大伍がヘッドで折り返す
そのボールをスナが落とし、ダヴィがかっさらうようにボレーで叩き込んだ。
(後でビデオを見ての感想だが、シュートに反応する水戸のGK本間の空中イナバウアーとも呼べそうなアクションは素晴らしい)

同点弾でドームのテンションも再び加熱し
それに呼応するようにロスタイムにあわや逆転弾かという西のクロスからのダヴィのダイビングヘッドのチャンスも生まれた。
まぁ、とにかく同点で折り返すことができたことにほっとするハーフタイムであった。
ハーフタイムドルチェをもぐもぐと。

水戸の選手の動きの良さが特出した前半ではあったが
それだけに「後半の水戸は運動量ががくっと落ちるよ」という隊長の言葉は心強かった。
前半を終えての他会場の状況は、ヴェルディ2-1セレッソ 京都1-0草津。
他力には頼ってられない。

1-1になったことで、このまま試合を終わらせても昇格決定というシチュエーションになっただけに
今季よく見られた「試合を落ち着かせて膠着状態にもちこむ」状況となった。
リスクを背負わずに試合を進めながら、カウンターやセットプレーで追加点を狙うという形。
逆にカウンターを喰らいあわやというシーンもあったが
総じて後半は前半よりも流れを手中にしながら試合を進める。
西嶋の負傷交代というアクシデント(これも昇格への試練の一つやなぁと感じた)もあったが
1-1のままで終盤まで試合を進めることができたが
前半の塩沢のゴールのようにどんな形であれ、
水戸にゴールをうばわれれば、昇格が手中からすり抜ける状況だったために
まったく予断を許さないそんな時間が進んでいく、そんな感じだった。

ぼちぼち追加点を奪うことはあきらめてでも、守りに行かなければいけないかと思い始めていた後半38分
ヤスの縦パスにダヴィが反応、ドリブルで切れ込むがシュートコースがなくなったかという瞬間
トーキックで左足を振りぬきゴールネットの上にシュートを叩き込んだ。
残り数分での勝ち越し弾!
「勝てる」というよりも「負ける可能性はぐっと少なくなった!」そういう思いで喜びを爆発させた。

そこからのロスタイムを含めた昇格決定までの数分間
これほどに長く感じたことはなかった。
試合終了の笛が鳴るまでは絶対に油断してはいけない。
京都戦の終盤、不覚にもおもわず涙を見せてしまったコンサ隊としては
これは水戸戦にむけての合言葉のようなものだった。

ファールの笛を試合終了と勘違いして歓声が沸くなんてこともあったが
ワンプレーワンプレー、一秒一秒をかみしめるがあまり、あまりにも濃密に感じる数分間をすごし
その瞬間はやってきた。
クリアーボールがタッチラインを割った瞬間、試合終了の笛は高らかに吹かれた。

その瞬間、03年3月15日に初めて札幌の試合を生観戦してからの
5年間の積もりに積もったものが感情に昇華されて
崩れるように涙が溢れ出した。
その後、ドームの大きなビジョンが「CHANPION」の文字を映し出し
札幌が昇格と共にJ2優勝を果たしたことを知った。
優勝という事実がさらに拍車をかけることで
感涙なのか嗚咽なのかよくわからないまま
コンサ隊のみんなと、周りにいたサポさんたちと昇格の、優勝の喜びを共にした。
とめどなく出る涙を、その感情のおもむくままにあふれ出させながら歌い続けた。
あまりにも感情に任せて涙を流していただけに
その間のピッチ上の様子はよくわからなかった。
昇格を決定した記念すべきこの瞬間をドームで体感しているのに
その瞬間を目に焼き付けることも忘れていた
そんなことに気づいた頃、あふれ出す涙で感情も満たされたのか
すーっと落ち着きを取り戻した。
ピッチ上は選手達が喜びを分かち合っていた。

ダヴィ、芳賀のインタビュー
三浦監督の胴上げ
J2チャンピオンの表彰
優勝記念のプレートを頭上高くかかげる芳賀キャプテン
MVPを受賞したぎーさん、そしてマイクに向かうものの電源が入っていないというオチ!
監督の優勝コメント
サンクスウォーク
ゴール裏みんなで「グレートエスケープ」
そして「好きです札幌」(ホームゲームでやるの、室蘭でジェフに勝った天皇杯以来じゃない?)
いつまでも続いてほしい、そんな至福の時間をかみしめ続けた。

祭りの後の、一抹の寂しさ
試合後のすべてのイベントが終了し、ドームも今年ラストやなぁと感慨に浸りながら
ダンマクを片付けていた。
いつまでも「CHANPION」の文字がビジョンに映し出されていてなんだか誇らしかった。
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このあと、宮の沢とか祝勝会とかあります~。
番組はまだまだ続きまーす!
(とテレビ番組でいうのは「もうすぐ終わります」の意味)


post by わたらせばし

18:35

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