2005年11月05日
攻撃自慢チームどうしの対戦にしては得点が入らず(それどころか前半は得点の匂いすらせず)、ジェフらしい人が次から次へと湧いて出てくる攻撃が見られたのは後半の半ばを過ぎてから。そういう点では、やや期待はずれではあった。
シジクレイが大きな壁となってジェフのサイドからのクロスをことごとく跳ね返したのはおもしろかったし、裏を返せば予想以上のガンバの守備意識の高さが緊迫したゲームを生んだともいえるのだが、ゴールシーンがなかったのはやっぱりいまいちつまんなかったと、率直に言っておこう。
だからといって金返せと叫ぶほど(すぐに思いつくところではたとえば一昨年の鹿島アントラーズとバレンシアの試合のように)つまらなかったわけではなく、後半の終わり近くから延長戦にかけて、多くの選手が足が動かなくなりながらも必死にゴールをねらう姿はすばらしかったし(もうPK戦なんかやらなくていいから両者優勝にしてやってくれと思ったほど)、両チームのにらみあいがいったん壊れると途端に激しい攻防の応酬になるという、静と動のコントラストもおもしろかった。やっぱり、(わざわざ飛行機に乗って)行っただけの甲斐はあった。
試合後のオシム監督のインタビュー、場内がしーんと静まり返ったのは不思議な体験。通常、試合後の選手や監督のインタビューというのは、ざわざわとした中で、場合によるとどっちかのゴール裏が歌っていたりする中で行われるものだが、みんなが聞き耳を立てるのはさすがイビチャ・オシム。オシム語録は相変わらずだが、今日は終始笑顔で、人を食ったようなコメントもなかった(でもおもしろかった)。ああ、あのオシム監督も今日は本当に嬉しいんだなとよくわかる、楽しいインタビューであった。
これでよかったんだと思う。オシム監督のジェフは、何らかのタイトルを取るべきだった。ガンバは、リーグ戦をねらえばいい(アントラーズなんかに負けるなよ!)。
そうそう、たまたま国立競技場でお会いした(結局、観戦もご一緒した)Yさん、5月の札幌で一緒に飲んだことをすっかり忘れていて、失礼しました。しかもわたしがうるさくてすいませんでした。あんまり寝てないもので、しゃべってないと寝てしまいそうだったんですよ(^^;)<試合の途中からは眠気も完全に飛びましたが。
優勝おめでとうございます。でも、♪いちはら~、いちはら~、すきすき~…がないジェフってのは、ちょっと寂しいなぁ。
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