2008年05月31日
お昼過ぎ、武蔵小杉の駅でHFCの児玉社長と一緒になった。「こんなに早く行くの?」と聞かれたので「雨に濡れない席を確保したいもので…」と答えてしまったら、等々力陸上競技場の関係者入口へ消えていく児玉社長から「すみません」と言われてしまった。そんなふうに気を遣われてかえって恐縮してしまったが、しかし、今日の敵は、雨よりも風だった。バックスタンド2階の最上段は、確かに、空からの雨は避けられたが、強い北風は避けようがなく、雨はつねに吹き込んできた。しかも、まるで冬のように寒い。コートどころか手袋もほしくなるようなコンディション。 試合序盤は、コンサのリズムだった。先週の函館ではみられなかったハードワークでボールを奪い(芳賀は先週とは別人のようだった!)、川崎を押し込んだ。右からのダヴィのシュート、それをゴールキーパーがはじいたこぼれを拾った西谷の強烈なシュート、右からの砂川のクロスにファーサイドで合わせた西のヘディングシュートのどれかが決まっていれば、3週間前の大宮戦のような展開に持ち込めたかもしれない。 しかし、決められなかったというべきか、相手のゴールキーパーが当たっていたというべきなのか、いずれにしても、最初のダヴィと西谷のシュートで得点できなかったことは、相手のゴールキーパーを乗せてしまったらしい。せめて西谷のシュートをはじいたときに誰かが詰めていればと思うのだが、あそこに誰も顔が出せないのは、本職のFWがダヴィしかいない状況では、やむを得ないのか。 それでも前半をせめて0-0でしのげれば十分にチャンスはあったと思うのだが、たった一発のカウンターで、我那覇にやられてしまった。それも、マークについていた柴田があっさりとかわされ、芳賀(?)と吉弘も我那覇の前に入っていたのに、簡単にシュートを打たれてしまったのだから、どうしようもない。 FWの西はほとんど何もできず、これはハーフタイムで交代でもよかろうと思っていたぐらいだったから、後半に入って最初の交代が西→エジソンだったのは納得だが、エジソンは、まだまだ、期待を背負わせるにはほど遠いようだ。入ってすぐ、相手ゴール前に流れていったルーズボールを追うのを途中でやめたら、ベンチの三浦監督が見たことがないような勢いで上半身を震わせながら飛び出してきた(ウリセスもびっくりして?出てくるタイミングがかなり遅れた)。そこからは、おいおいそこまで行かなくてもよかろうというぐらいに相手ボールを追い回していたが、おかげで攻撃に関しては何がいいのかさっぱりわからず。ただ、相手選手にはことごとく競り負けていたから、やっぱり、まだまだ、きついと思う。 西谷→岡本に続いて砂川→上里の交代で、申し訳ないが、自分的には、ジ・エンドだった。疲労を考慮してなのか、停滞した流れを変えたいからなのかわからないが、いまの岡本や上里では、正直、J1は厳しい。多少動けなくなったとしても、砂川や西谷のキープ力やアイデアがあったほうが、ずっと可能性を感じる。 チームとしてやるべきことはやれているようにみえるのに、そして相手はゴールキーパーとセンターバック2人が代表で欠けているというのに、この結果では…いったい、どうしたらよいのか、さっぱり出口が見えてこない。大量失点こそないものの、毎試合、失点を続けている以上、何かを根本的に変えなければならない時期であるようにも思える。 ナビスコなんだからなんでもいいや…と思っていたはずなのに、こんな負け方をすると、やっぱり、悔しいし、寂しい。 武蔵小杉の駅前で↓
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