#42 vs甲府;まだホットすぎる頭を冷しつつ

2005年11月23日

まずは、素敵なノベルティを用意してくださったハウスメイトさんに感謝(一応、オトナだからね)。

オトナだから、札幌ドームの座席を蹴り上げたくなってもぐっとこらえて、帰り道でへらへら笑ってる人を見ると殴りたくなっても我慢して(<オトナじゃなくてもやっちゃダメよ)、寄るなさわるな近づくなの怖いオーラ(知ってる人は知っている)を久々に発しまくりながら帰ってきて、ローソンで(気分を落ち着けるために)抹茶小豆パフェ(240円もしやがった)を買って、自宅に入ってお茶をいれて腰を下ろした瞬間、「ぐわぁー(バシッ<なんか叩いたような気がする)ありえねぇだろぉ~っ!」と、一人、大声で叫んでしまった。

そして、抹茶小豆パフェに貼ってあったシールをはがすや、遠くに投げつけてしまった(だから家の中が散らかるんだって!)。

試合後、ゴール裏から大ブーイングが起きていたこと、負けても出てくる初心者的拍手すらなかったことは記憶しているのだが、選手が挨拶に来たのかどうかはよくわからん。気がついたら、試合が終わってから10分ぐらい経っていた。あんなに長い時間、札幌ドームで席を立てなかったのは初めてだ。

前節(4日前)、同じ場所で3-3の引き分けに拍手した自分を後悔したよ。あそこで拍手なんかしちゃいけなかったんだ。取れるときに点を取っておけば、というのはその通りだが、先制しながらリードを守りきれなかった試合が4つも続いていることのほうが問題だ。いくら得点力のあるチームを作ったとしても、いつも2点以上のリードで終盤を迎えるなんてことはありえない。今日のような展開になったときにリードを守りきれないチームが、上に行けるわけがない。

そりゃ、同点ゴールはロスタイムだ。でも、ゴール裏が歌い続けているのに、座り込んじゃダメだろ。3点目に至るヴァンフォーレ甲府の攻撃が自陣で始まったとき、僕が「ああ、これ、下手するともう1点やられるぞ」と叫んだのは、あのコンサドーレ札幌の選手たちの座り込みや大の字があったからだ。

以前、たまたまどこかでご一緒した方が「最後まで戦えって歌はおかしいですよね、そんなの当たり前じゃないですか」と言っていたことがあったのだが、今日の様子を見ていたら、やっぱり、最後まで戦えと言わなきゃならない。なんだよ、まったく。

甲府の同点ゴールの直前、ペナルティエリアのすぐ外で取られたファウルは、札幌の選手どうしが交錯した状況で足を高く上げるという、まったくもって間抜けなものだった。今日は、自陣ではできるだけファウルをしないように心がけているのがよくわかり、実際、ファウルは少なかった(甲府はもともとファウルは極端に少ないチームだ)。それなのにあの場面でファウルを犯してしまう拙さ。

あの少し前にも、ゴール前の混戦でクリアすべきところを小さく前に出してピンチになった場面があった。ちょっと声をかければいいのに、それができず、パニックになってしまう。同点ゴールの直前だって、誰が当たりに行って誰がスペースをケアするのか、誰かがちゃんと指示していれば、あんなふうに全員の足が完全に止まってしまうことはなかったはずだ。

野々村芳和の引退以来ずっと言われてきた、リーダーの不在。こればかりは、どこかから適任者を持ってくるしかないんだろうか。もう、これだけ同じ目に遭えば、チームとしての経験がどうこうなんて言い訳は通用しない。

帰り道、加賀健一の交代を疑問視している声がけっこう聞かれたのだが、後半の加賀の守備をすぐ近くで見ていた者としては、今日の柳下正明監督の選手交代は珍しく的確だった。加賀は、走っている距離こそたいしたことなかったものの、長谷川太郎(甲府18番)のフェイントを多用するドリブルに手を焼き、細かいステップをかなり踏まされていて、もういっぱいいっぱいだった。だから、中盤の右サイドに西嶋弘之を入れて、西嶋と加賀の二人であのサイドをケアしようとしたのは正解。

ただ、その後、和波智広を後ろに下げて西嶋をサイドに残したのは、正直、よくわからない(なんだよ、今日的確じゃなかったってことかい?)。確かに、西嶋は一人だけ違う世界にいる感じで、最終ラインを任せるには不安だったかもしれないが、甲府がバレーを交代させてから長谷川が右(札幌にとっては左)にまわっていたことを考えると、スピードのある和波をそのまま左サイドに置いておいたほうがよかったんじゃないか(と言ってみても、すべて結果論ではある)。

(※ここから加筆:和波は長谷川をマンマークだったようで(J's GOALの柳下監督会見録)。それならまあわかりますわ。池内友彦が動けなくなってたこともわかってたのね、監督。やっぱり、選手層なんだよなあ。モニワみたいなディフェンダー、どっかに余ってねえか?)。

後半40分過ぎからボールキープに入ったのが早かったのでは、も、結果論ではあるが、こういうことになったんだから早かったのだろう。昨年の大宮アルディージャのように相手陣内のコーナー付近でしっかりとキープできるならそれでいいのだが、キープできないのなら、シュートで終わったほうがまだよかった。いや、ホントに、結果論だけどね。

このままだとその辺のモノに当り散らして、家の中の何かを壊してしまいそうなので、ちょっと外を走ってきます。続きはその後(こんなに書いてまだ続きあるのかよ)。



この記事に対するコメント一覧

コメントする