水戸の意地、岳也の奇跡

2005年11月22日

なんなんだろう、ここへ来ての水戸ホーリーホックの頑張りは。

昨年は川崎フロンターレと大宮アルディージャの昇格確定を目の前で見せられ、今年の京都パープルサンガの昇格確定試合の対戦相手にもなってしまった水戸。しかも、今年の場合は、京都-水戸の試合中にモンテディオ山形が敗れて(勝ったのはオレたちだ!)水戸が京都に勝っても京都の2位以内は決まってしまうという、水戸にとってはまったくコントロールできない状況下に置かれてしまった。

そうした悔しさが、終盤に来て上位チーム相手に想定外のパワーを発揮させているのか。明日、ベガルタ仙台と対戦する水戸を応援しなければならないぼくらとしては、そうであってほしい。

2001年J2第43節、仙台スタジアム。残り2試合で2位につけていた仙台の相手は、10位のサガン鳥栖。仙台はこの試合に勝てば2位以内が決まり、初のJ1昇格が現実になる。最高のスタジアム、相手は下位チームとあらば、ここで決まって当然だろうと思われたのに、結果は鳥栖に延長Vゴール負け。たしかJ2にしては珍しくNHK-BSで生中継だったんだよな。

試合後のインタビューで、Vゴールの北内耕成は言った。鳥栖は前年から二度も目の前で昇格を決められている、だから今日はなんとしても勝ちたかった。俺はおまえのかませ犬じゃない!(<最後のは嘘)

その2か月前、札幌ドームでは、モンテディオ山形から移籍してきて数日しか経っていない堀井岳也が、31番という大きな番号を背負って交代出場し、清水エスパルスを相手に、見事に延長Vゴールを決めた。このゴールは、コンサドーレ札幌の連敗を4で止めると同時に、コンサドーレに札幌ドームでの初勝利をもたらした。そして、コンサドーレは、ここからジュビロ磐田に敗れるまでの5試合を4勝1分としたのだ(僕は今でもあの時期がコンサドーレの最強の時期だったと思ってます=余談)。

なんだかんだいって、札幌に来てからの堀井岳也にとっては、あれが最高の晴れ舞台で、その後は「運動量は豊富(だけどシュートはものすごく下手(笑))」な選手でしかない。

明日は、堀井岳也を、大きな拍手で迎えよう。ガクヤレッツゴーホリイガクヤ!

※なんか妙にこっ恥ずかしい調子の文章になってしまった。
※でもあの年仙台は結局昇格したんだよね、とか、Vゴールってことは今のルールなら引き分けだよね、とか、そういう話はナシってことで(^^;)



post by issey11

19:34

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