2007年07月02日
最終的なスタッツでは、ボールポゼッションは日本51%に対しスコットランド49%でしたが、終盤のスコットランドの猛攻があってもこの数字で、後半途中で画面に表示されたときは日本56%-スコットランド44%でした。ゲームの内容からすれば、3点も取ったというより、3点しか取れなかったとの印象です。 開始から日本のスピードがスコットランドを振りまわしているように見えながら、ひどくせわしない感じがして、ちょっとしたことで相手に試合のリズムを持っていかれてしまうのではないかと心配でした。チャンスは何度も作るのに、シュートが決まらない。このまま前半が終わったらちょっとイヤな感じだなと思っていただけに、44分(?)の森島康仁のラッキーなゴールには、ほっとしました。 ま、あれをラッキーと言ってしまっては、最後まで走ったデカモリシに失礼かもしれません。日本が後方から送ったロングボールをスコットランドのディフェンダーがかぶり、ゴールキーパーが前に出てクリアしたボールが詰めていた森島の胸に当たって(ちょうどラグビーで相手のスタンドオフにバックローがプレッシャーかけてキックをチャージしたような感じ)、森島が無人のゴールに流し込んだのでした。 後半も立ち上がりから日本ペースながら、なかなかフィニッシュまで行けない中で飛び出したのが梅崎司の美しいミドルシュート。シュートも素晴らしかったけれど、相手の横パスカットからドリブル~シュートに至る動きもお見事でした(解説風間さんは、ボールのないところで相手選手を引きつけてシュートコースを開けた他の選手の働きもほめてましたが)。 2点ビハインドのスコットランドの守備が荒っぽくなってきて、おかしな雰囲気になりかけたときに、今度は青山隼のロングシュート。相手のゴールキーパーが両手で触りながら後ろに逸らしてしまうという、ミスといえばミスなんですが、結果的にはこの3点目が効きました。 われらが藤田征也はラスト15分だけの出場でしたが、風間さんがほめてたから、たぶんよかったのでしょう。あんまり画面には登場しないので(といいながら、4点目のアシストになりかけた場面もありましたが)、よくわからんですが。 藤田と交代した田中亜土夢は、前半にPKゲットかと思うような削られ方をされて、その後もスコットランドの選手のタックル(というよりハッキングに近いものもあった)にもんどり打つ場面が何度もあったから、ちょっと心配。自分が見たいもののために他人の不幸を喜ぶつもりはないのですが、次の試合、藤田の先発って、あるかもしれないぞ。
プロフィール
最新のエントリー
リンク集
月別アーカイブ
コメント
検索