2007年06月11日
この間も書いたことですが、大事なことなので、ふたたび書きます。 昨日の試合(第20節サガン鳥栖戦)で藤田征也が記録した得点は、コンサドーレ札幌がJリーグに加盟してからの500点目なのであって、チームができてからの通算500点目ではありません。 あれがチーム500点目なのだとしたら、1点目は日本平でマラドーナが上げたふわっとしたクロスをヘディングで決めたバルデスの得点になってしまいますし、チームの初代得点王もデリーになってしまいます。 そうじゃなくって、コンサドーレ札幌の1点目を記録したのは吉原宏太だし、初代得点王は川合孝治さんです(<川合さんは現役をすでに退いているので敬称付きで)。 なんでこんなことにこだわるかといえば、遠い将来、たとえばあと30年ぐらいしたときに、1996年と97年が「Jリーグではないから」という理由で前史のような扱いをされてしまうことは絶対に避けなければならないからです。 今はまだ生々しい記憶を抱いた人がたくさんいるからいいけれど、30年か40年先になったら、チーム創設をリアルタイムで知っている人の割合はかなり小さくなるはずです。そのときに、記録はJリーグ加入後の1998年から、などという慣習ができてしまっていたら、先人に対してあまりに失礼です。そうならないよう、今から、正しい歴史を認識していかねばならないと思います(そしてまた、記録の整備もしておきたいところです…たとえば二上さんが作っていた(いる?)サイトの中身は、初期のアーカイブとして、大切に扱われるべきものだと思います、って、これはまた別の話だな)。 あくまで「J」通算500点目ですから。ミスリードされないよう、注意しましょう。
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