それは誤解です

2005年11月17日

下の記事に書いた、ヨークが途中から出てきたトヨタカップというのは1999年11月30日に行なわれた第20回大会で(こういうのがすぐにわかるのはサッカー系のプログラムはけっこうちゃんと整理しているからなのだ)、マンチェスター・ユナイテッドの対戦相手はパルメイラスだった。当時のプログラムの間にチケットの半券が挟まっていて(オレけっこうマメだな)、国立競技場の39入口(バックスタンドの上段の端のほう)で6000円。まあ、そんなもんですよね。

僕はマニアックにジーニョ、サンパイオ、エバイールのいたフリューゲルスチックなパルメイラスを応援していたのだが(と書きながら調べてみたら、その後日本で活躍することになるオゼアスも出てたんだね)、このときのマンチェスター・ユナイテッドは豪華だった。まだ一般人は知らなかったベッカムなんかも出てたのに、それが霞んでしまうほどのメンバー(とはいえ、これもいま当時のプログラムを見てみると、マンチェスターUのページで最初に出てくるのはやっぱりベッカムなんだけど)。いいもの見たんだなあ(こういう機会が得られないのが札幌の弱点でもあり強みでもある…って、これも別のテーマだからそのうち別記事で書きましょう)。

ここからが本題(前置きが長い)。このときご一緒したのが、サッカー観戦仲間のT氏で、この人とは今年の5月にも札幌で飲んでいるのだが、いまだに本名を知らない関係である(あのときのお話はコンサドーレオフィシャルブログの企画提案に実はかなり役立っております<この場を借りてお礼申し上げたい、が、たぶんこんなのは読んでないだろうなあ)。

そのT氏が、国立競技場で会うなり、こう言ったのだ-「今日はどちらにお泊りですか?」「は?」「今日はもう札幌には帰れないでしょ?」

僕はその頃はまだ札幌には何の縁もなく、東京で自分名義のマンション買ってそこに住んで普通に会社に通っていたのだが、彼は、コンサドーレを応援している僕のことを、札幌の人間だと思っていたのですね。思えば、その2ヶ月前、大宮公園サッカー場で、吉原宏太が猫パンチでイエローカードもらって終了間際に磯山和司に決められて0-1で試合が終わった直後、(当時まだアウトサイダーだった大宮アルディージャ相手の)思わぬ敗戦に打ちひしがれた僕に「まだ昇格の可能性はあるんでしょ?これからですよ」と声をかけてくれたのは、彼だった。

よほど熱心なサポーターに見えたんだろう、というより、よほど落ち込んでいたように見えたんだろうなあ。僕自身、あの夜のことはいまだにかなり鮮明な記憶なんだよなあ。



post by issey11

08:36

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