2006年10月19日
現地で見ていたわけですが。 シュート数だけみればほとんど差はないけれど、チャンスになった数といえば、横浜FCは内田が果敢に放ったシュート(このときゴール前では横浜FCの攻撃3人に対し札幌はDF1人だった-が、パスを出さすにシュートした内田はえらい)=林が膝で止める、西澤のクリアミスをアレモンが拾ってシュート=ポストに当たってはじかれる、後半に入ってからも横浜FCの誰か(アウグストだっけ?もう忘れたわ)のすばらしいミドルシュートを林がどうにか手を伸ばしてはじき出した、と、あと3点入っていてもおかしくなかったのに対し、札幌は、芳賀のシュートがゴールキーパーの真正面ってのはあったけど(相川が詰めてたんだけど菅野はがっちりキャッチした)、枠内シュートすらほとんどなかったんじゃない? 横浜FCの3点目は、札幌的にいえば、もう、勘弁してくださいですよ。和波が走り負けて相手を押し倒してファウルを取られて、そこからのフリーキックがファーサイドに行ったら、飛んでるのは青いユニホームの選手だけなんだもん。あんなもん、はずすほうが難しいぜ。 昨日の3失点は、林はいずれも気の毒で(1点目なんて小村のヘディングシュートが誰か札幌の選手に当たって入っているし)、むしろ惨敗を食い止めた立役者といっていいぐらいですわ(立役者ってこういうときには使いませんかね^^;)。 横浜FCは、守備を固めてカウンターといえば確かにそうなんだけど、前半、1点先制してからは、札幌が前からの守備をしなくなっちゃったから(菅野が味方DFとパス交換を始めたときにフッキが猛然と挑んでいったんだがその後を誰も追ってこなくて、フッキは後ろを向くや味方の選手達に身振り手振りで「どうして出てこないんだ!」とものすごく怒ってましたですよ)、横浜FCのほうがポゼッションサッカーになってやんの。 それでいて、中途半端に中盤で動くから、両サイドが中に絞ったり、前へフリーランニングしようとしたところで、横浜FCの中盤の選手にサイドに動かれて(ボールのないときのアウグスト、内田、チョンヨンデの動きはすばらしかったですよ-山口はかなり怪しかったが)、3バックの外をがっつりやられる、もう、典型的な、3-5-2が4-4-2にやられるパターン。 そんで、横浜FC、ボール奪ってからの攻撃が早いのね。束になってみんなでかかってくる。ジェフにオシムが来た1年目みたい。対する札幌は、相川にボールが入っても、誰も追い越していかないし、押し上げがものすごく遅いのですね。 そうやって考えると、砂川の不在は大きいのですね。上里は、なんかものすごく窮屈に見えちゃう。もっとスケールの大きな選手だったはずなのに、なんか、おかしい。 砂川の代役がいないってのが、前節含め、苦戦の最大原因だというのが、よくわかりました。 ただね。横浜FCの2点目、カズがボールを奪われかけたのを奪い返したところから始まってるんだけど、横浜FCのほうが、すべてにおいて迫力があるのですよ。土曜日に試合をしたか否かというコンディションの問題もあるにせよ、上位を争っているかどうかのメンタルの問題が大きいのかなあと思いました。そんなこと言いたかないけどね。 上里にしても、カズにタックル食らって倒れちゃダメでしょ。 最後のほうは、一人で懸命にやっている(ように見えた)フッキがまたイエローもらわないか、10周年感謝デイだと言ってるのにフッキが出られなかったら目も当てられないぞと、そんなことばっかり心配してました。 柳下監督の「みんな最後まで一生懸命やってた」的コメントは、納得いかんな。それって本心なのか?
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