2006年06月08日
西方見聞録さんの「あきらめないよ」を読んで、確かにそうだよなあと思い出した。 すでに記憶の奥底に葬り去られている2002年シーズン、イバンチェビッチ監督の頃に、現状はすごく似ている。あのシーズンは、凍傷(笑)がガタガタにしちまったチームを、ワールドカップ中断の期間にイバンチェビッチが残留仕様に作り変えてくれて、少なくとも中断期間中の練習試合はすごくよかったし(オレあの頃無職だったからしょっちゅう宮の沢行ってたのですよ)、中断明けも、内容は悪くなかった。神戸で土屋のヘッド一発でやられた試合なんて、負けたのが不思議なぐらいだったし、あの頃むちゃくちゃ強かったラザロニのF・マリノスにだって、2点のリードを奪った(のに最後は逆転負け食らったんですけどね)。 少なくとも外から見ている僕には、監督交代前とは完全に流れが変わったのが感じられて、このまま粘ってくれればそのうち勝ち始めるだろうと思えたのだが、イバンチェビッチは勝てないことに我慢ができなくなって(だって彼は自分が来る前を知らないんだからしょうがないよね)、FC東京戦で変則4バックをやったあたりから迷いが出始めて、そのうち選手交代にも冴えがなくなり、外から見ていても自信がなさそうな感じになってきた。 なにしろ当時の僕は無職でやることなかったから(しつこいって)ホームもアウェーも全部見ていて、テレビで放送されたJリーグの試合もかなりの数を見ていた(ホントにやることなかったからなあ)。そんな中で、ああもうダメだと本当に観念したのは、確か9月の最初の週末の(<調べればすぐわかるんだけどね)アウェーの京都戦。同点の終盤、京都が90分勝利ねらって選手替えてきたのに、イバンチェビッチはまるで延長戦突入を前提にしているかのような泰然自若ぶりで、あちゃ、この人、来たばかりの頃はこんなじゃなかったのに、どうしちゃったんだろ?と思ったものだった。 ジョアンカルロスも、最後はすごかったじゃないですか(あのシーズンも全部見てたもんで…負けてばっかりいるのは自分のせいじゃないかと、半分本気で悩みましたよ、はい)。博多の森でいきなりホベルッチを途中で下げたときには僕びっくりしましたけど、その後にホベルッチとぶつかってホベ退団、そして、あの忘れようにも忘れられないビッグスワンでの支離滅裂な選手交代。その数日後に、ジョアンはチームを去ったわけです(その日、宮の沢でインタビューを受け、某テレビ局のニュースに登場したことはほとんど誰にも言っていない秘密だ^^;)。 その点、現在の柳下正明監督は、いまだに自分のやり方を変えようとしないし、自信を持ってやっている。昨夜の自虐的コメントは、監督の闘争心がまったく衰えていない証拠、だと思いたい。 つぎの土曜日の札幌ドームは、なんたら祭りの影響で、もしかすると観客が減るかもしれない。ひょっとすると1万人を切っちゃうかもしれない(修学旅行は来てくれないだろうなあ…ナントカ祭りで道内各地から参加者が札幌に集まってるから、この時期の札幌のホテルはあいてないんだよねえ)。だけど、こういうときこそ、ぼくらがみんなでチームの背中を押すしかないでしょ。 自分に言おう。「今頑張らずにいつ頑張る」と。
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