2006年02月02日
本日は大阪に出張。目的は北海道関係のイベントなので、朝の新千歳空港は知っている人があちこちにいて、「あ、どうも」と挨拶をすることになる。
この感じ、コンサドーレがアウェーで試合をするときに似ている。僕はもともと群れるのがあまり好きではないのでいわゆる観戦ツアーのようなものには参加したことがなく、ゆえにサポーターの人にたくさん知り合いがいるわけでもなく、ゆえにアウェーの試合前の新千歳空港で「どうもどうも」とやっている人たちの中には入っていけない(どころかときに鬱陶しく感じることすらある)のだが(<誤解を恐れずに、ではなく、誤解を恐れながら書いてます)、群れない程度に適度にサポーターの人が散らばっている状態はけっこう好きだ。
高校時代、文化祭になるといろんなヤツがバンドを組んだ(みんな音楽が好きだったから、というより、男子校だったから、だと思う)。ほとんど素人だから、演奏は、手元を見ながらだったり、妙に観客(同世代異性)にアピールしながらだったりする(<この感覚って、男子校のヒトじゃないとわかりにくいかもね)。そんな中、いちばんかっこよかったのは、観客に媚びることなく、手元を見ることもなく、お互いが目を合わせることもなく演奏を続けたバンドの連中だった。彼らを評するときにしばしば使われたのが「あいつらプロっぽいよな」という表現。
個人行動のサポーターの人が適度に空港の搭乗待合室に散らばっている、というのは、それに近いものがある。プロのサポーターなんていないんだから「プロっぽい」は適当ではないのだが、代わりの表現が見つからない。職人がそれぞれに自分の世界を作っている、とでも言ったらいいのか(相川と清野がたくさんいる、のではなく、曽田と中山がたくさんいる、みたいなものか<それはそれで怖いけど^^;)。
難しいのは、そういう人たち(自分を含む)って、群れるのはイヤなのに、誰かとコミュニケーションとりたいって欲求もどこかに持ってるのよね(笑)。僕自身、とくに全試合観戦を続けていた頃は、まったく知らないサポーターの方と空港で話をしたことが何度かあって(いかにもサポーターです、って格好はしてないんだけど、何かのワンポイントでサポーターを主張しているからお互いわかったりするのだ)、これがけっこう盛り上がるのさ。
どうでもいいことだけど、上に書いたプロっぽいバンドでベースをやってた男は、その後20年を経て、いまは全国ネットのテレビに出てます(バンドも音楽も全く関係ないところで)。
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