シジマール

2010年04月14日

試合開始40分前。
目の前で始まった、相手チームのゴールキーパー練習。
2人のGKとともに出てきた、金髪のコーチ。
とても手が長い…。
もしやと思ってよく見てみると、やはりシジマールであった。

1993年Jリーグ開幕。

当時静岡唯一のチームだった清水に所属し、何度もそのピンチを防いだ。
多くのファンが、「クモ男」というあだ名を持つ彼の活躍に熱狂した。
そのシジマールが柏のゴールキーパーコーチとして目の前でボールを蹴っていた。

キックは極めて正確、かつ強烈。
こんなコーチに練習を見てもらえるキーパーは幸せだと思った。

両チームのスタメンが発表される。
相手先発GKの菅野選手はJリーグ連続無失点時間記録保持者ではないか。
しかも、その前の記録保持者はシジマール。
何というコンビなんだ!

その無失点コンビから1点をもぎ取ったウチの上里選手はもっともっとスゴイけどね。

練習中、相手GKが蹴ったボールがコロコロと札幌のほうに。
両手をあわせて「取ってくれ」と頼むシジマール。
それに気がついたのが中山選手。
握手を求めてきたシジマールの手を、お辞儀をしながら両手で握り返したゴン。

ともに静岡で活躍した選手を、
J2の舞台ではあるが札幌ドームで見ることができてとてもうれしかった。


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