2011年05月06日
草津戦の前におこなわれた親子サッカー教室で、初めてドームのピッチに立った。 夢にまで見たワールドカップスタジアム「札幌ドーム」のピッチである。 はやる気持ちを抑えていたが、コーチから「集合」の声がかかると 肩がはずれそうなくらいにこどもの手を引いてまず真っ先にダッシュで駆け寄った。 まずは軽いアップ。 その後、ボールを使ったメニューに入った。 20㍍×20㍍くらいのグリッド内で、親子で手をつなぎながらのボールコントロール。 スクールにも通ってないし、少年団にも入っていないウチの小僧。 しかし、サッカーバカオヤジである私の教えをしっかり守ってタッチ数の多いドリブルをしていた。 思わず感激で涙がこぼれそうになるも、 ルックアップがまったくできておらず、ボールばかり見ている。 これはまだまだ甘いと言わざるを得ない。 続いてこども対大人のボールキープのゲームとなった。 攻撃側はグリッド内を1分間ドリブルでボールキープ。 守備側はそのボールをカットして外側に蹴り出す。 その昔DFだった血が騒いだが、 あまりガツガツやってもかわいそうなのでルーズボールを外に蹴り出すだけにした。 攻守交代で今度はこちらがボールをキープする番だ。 あまりドリブルや1対1は得意ではなかったが、なぜだかボールが足に吸い付くようだった。 私は芝のグラウンドでサッカーをしたことなどほとんどない。 練習も試合も、常に土のグラウンドだった。 現役時代、たった一度だけ芝のグラウンドで試合をしたことがあった。 小学生のときに出場した少年団の県大会が芝だった。 でも補欠選手だった私は、1秒も試合に出場することなく初戦で草薙をあとにした。 あのときに踏んだ芝は黄色く枯れていたけれど、 ドームの芝はまさに緑の絨毯と呼ぶにふさわしいものであった。 幼き日に夢見ていたあこがれの芝生でサッカーができることで、 テンションが上がっていたのかも知れなかった。 本当に驚くほど、ボールが足から離れなかったのだ。 コーチがカウントダウンする声が聞こえる。 そのとき私は4~5人の少年に囲まれた。 一番体の大きい子が、私からボールを奪って外に蹴り出した。 思わずスライディングしてしまった。 「ごめんね。大丈夫だった?」 「うん、大丈夫だよ。」 少年も私も笑顔だった。 世界で一番好きなチームの、 世界で一番素晴らしいピッチに立ってボールを蹴ったこと。 サッカーでこんなに幸せになれた経験はいままでになかった。 「きょうは楽しかった?」 「うん、ドームでサッカーができてよかった!」 「じゃあ、このあとはコンサドーレが勝つように一生懸命応援しようね。」 「うん!わかった!」 サッカー教室が終わったあとの、わが小僧の表情も笑顔だった。 最高に幸せな気分だった。
2010年01月30日
天候も寒さも気にならないドームでの観戦。 こどもを連れて観戦する身としては、本当に最高のスタジアムだと思います。 ゲートを入った瞬間鼻をくすぐる 「ドームのにおい」 がいまから楽しみです。 いままでドームでしか観戦したことのなかった私でしたが、 昨シーズン初めて厚別に足を運びました。 長いベンチシートに腰を下ろすと、 やっぱりサッカー場ってこういう感じだよな という遠い記憶がよみがえってきます。 ゴール裏の応援が天井にこだましないで 空にそのまま吸い込まれていく感じも 厚別の大きな特徴でしょう。 「厚別の歌」があることも、厚別に行って初めて知りました。 天気が悪かったり、平日のナイトゲームにもかかわらず たくさんのお客さんが集まる厚別。 本当にサッカーが好きな人が集まる場所なんだと感じました。
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