ペナルティーエリア

2011年05月07日

親子サッカー教室のとき、赤黒のゴールネットを見てふと思った。
「ドームのゴールにシュートを突き刺す感覚って、一体どんな感じなんだろう。」
せっかくの機会だから一発蹴り込んでやろうかと思ったが、やっぱりやめた。
軽々しくペナルティーエリアに入るものではないと思ったからだ。

案の定、コーチから「試合前なので、ペナルティーエリアだけは入らないでください」と言われた。



中学校のときの監督が
「ペナルティーエリアはサッカー部にとっての聖域だ。石ころ1つ転がっていてはならない。」
とよく言っていた。

また、
「サッカー部がペナルティーエリアを大切にするように、ほかの部も大事にしているところがある。
それを理解して行動なければならない。」
とも言っていた。

事実、遠征先の学校で野球のダイヤモンドを横切った奴が、監督に大声で怒鳴られていたし、
陸上のトラックを自転車で走った奴が、サッカー部を辞めさせられそうになっていた。



20年以上も前に言われたことをこの歳になっても覚えていて、きちんと行動できたこと…
私は心の中でサッカーの技術よりも大切なことを教えてくれた監督に感謝した。







この記事に対するコメント一覧

あきっく

Re:ペナルティーエリア

2011-05-07 23:38

こんばんは。 初めまして・・・かもしれません。 サッカー経験者ならでは&サッカーの本場静岡ならではの 実体験に根ざす貴重なお話をいつも楽しみに拝見しています。 今回も素敵なお話をありがとうございました。 ペナルティエリアとはそういうものなのですね。感心しました。 陸上トラックがある公共のグラウンドでの練習試合(高校生)を見にいったとき、チームを率いる監督がトラックや陸上用の芝生エリアにとても丁寧な気遣いをしているのを見たのを思い出しました。

PA

Re:ペナルティーエリア

2011-05-10 21:30

あきっくさん、はじめまして。 コメントありがとうございます。 お返事が遅くなって申しわけありません。 私はサッカー経験者といっても、サッカー「補欠」経験者といったほうが正しいのかも知れません。だからこそ、レギュラーの選手には見えなかったことがあるのではないかと思うのです。元祖サッカーのまちではないにせよ、サッカーの本場と呼ばれるところでサッカーをしてきたことは私の自慢です。つたない文章ではありますが、あきっくさんのように楽しみにしてくださる方がいらっしゃるかと思うと、大変うれしいです。 あきっくさんのブログも拝読しております。藤枝の風景など、とても懐かしく、楽しみに拝見しております。

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