2006年01月08日
今日もいい天気ですね。東京は晴れていて気持ちいいです。
布団も干しちゃったりなんかして。
東京といってもここは多摩なので自然もそこそこあるし。
都心に出ないといけないことが多くならなければ、いいところですよ、ここは。
さてさて、久しぶりにコンサドーレの経営についてなど、少し思うところを述べてみたいと思います。
コンサドーレは北海道に密着して、北海道を元気にしよう、文化(コンサの場合サッカーをはじめとしたスポーツ)を根付かせよう、といったコンセプトのもとに経営をしているのだと思います。
しかし、そのようなコンセプトで活動をしているのはコンサだけではないわけです。
たとえば日ハム。まあ、日ハムはやや親会社・日本ハムの広告塔という側面も無きにしも非ずですが、よしとしましょう。
日ハムとは、現在でも同じ札幌ドームを本拠地とするプロスポーツ球団ということで、年末の餅つきイベントや年始の雪合戦イベントなど、コラボレーションすることも多くあります。
あとは、最近提携が発表された札幌ポラリスですね。
でも、まだまだありますよ、北海道のためにというコンセプトでやっている会社。
僕の身近では、エア・ドゥと札幌交響楽団が挙げられます。
エア・ドゥは正直言って、関東出身で北海道に住む貧乏学生にとっては生命線なんですよ。安く帰省するにはフェリーかエア・ドゥなんですよね。
札響は、母親がクラシック好きで、小さいころからコンサートによく連れて行ってもらっていたので、北海道唯一のプロオーケストラということで、時々行くようになりました。また、母親の高校時代の同期生と、実家のご近所に住んでいる人の弟さんが札響にいる、という内輪の事情もあって。
で、せっかく、北海道の振興という、目指すところは同じ団体がこうしていくつかあるわけですから、みんな別々に何かやっているよりは、せっかくならお互いに協力できないのかな、と、思うわけなのです。
エア・ドゥについては、スポンサーのJAL様の関係上難しいのかもしれません。同じ航空業界のエア・ドゥと協力したり、あるいはスポンサーに迎え入れるということになれば、現在スポンサーであるJALをないがしろにすることになる、という心配も出てきます。
が、札幌交響楽団のオフィシャルサプライヤーを見てみると、ANAとJALと、両方ともサプライヤーになっているんですよね。
札響は、主な公演である「定期演奏会」と、クラシック初心者向けの「名曲シリーズ」と、二つのコンサートのバージョンがあるのですが、定期演奏会の協力がANA、名曲シリーズの協力がJAL、みたいな形で使い分けているのかな。
そういうわけで、ひとつの航空会社とスポンサー関係にあるからといって、他の同業他社と手を組めないとか、手を組んじゃいけないとかいうことはないと思うんですよね。
なので、不定期で何かキャンペーンをやるか、チームスポンサーみたいな形で取り込むのがいいのかは、僕は判断できませんが、何らかの形で協力し合ったらいいんじゃないかなと思います。せっかく同じ北海道を基盤にしているんですから。
それと、ここで言っても伝わらないかもしれないけれど、エア・ドゥに一言言いたい。
平成17年9月の中間決算で中間純利益22億円も出しているのなら、そのうち数百万でいいからコンサドーレに出資してほしいです。
札幌交響楽団については、以前日ハムが札響を呼んで札幌ドームで「ファイターズ賛歌」を演奏させたそうですよ。
なんでも当日はマイクなしでやったために雑音にかき消されてなかなか聞いてもらえなかったらしい(汗)ですが、札響にも興味のある日ハムファンが、「こんなところで聞けるなんて」と感激していたそうです。
この話は、大学の講義で札響絡みの内容をやったとき、一度コンサートの舞台裏を見に行って、その時に仕入れたもの。その時は「是非コンサドーレの試合にも来て下さい」とアピールしておいたのですけどね…。
コンサも負けていられません。今度はちゃんとマイクを使って演奏してもらって、コンササポにクラシック音楽の感動を伝えましょう!
なお、これは説明するまでもないかもしれませんが、サッカーの応援とクラシックは少し縁があり、札幌では「ア~レ~、フォルツァ札幌、フォルツァ札幌~!」で知られている「アイーダ」は元々クラシック曲で、歌劇「アイーダ」の中で主人公が戦に勝利して凱旋する際に使われる「凱旋行進曲」という曲なのです。
何を馬鹿なことを、夢みたいなことを、何でも協力し合えばいいってもんでもないっしょ、と思われるかもしれませんが、エア・ドゥファンで札響リスナーで、さらにコンササポの僕にとっては、それぞれが協力し合って北海道を元気付けてくれないかな、というのは、どうしても考えてしまうことなのです。
実現したら、嬉しいな。
余談:エア・ドゥが呼び込んだ?アウェイ初勝利!
僕は、実家が関東ということもあり、一昨年くらいから時々アウェイに参戦していたのですが、実は昨年5月までアウェイでは一度も勝ったことがありませんでした。
ところで、昨年からエア・ドゥは機内でのオーディオサービスを始めていました。
5月、所用で東京に行くことになっていたので、ついでに湘南との試合を見てこようと考えていました。
その時に使ったのは、もちろんエア・ドゥ(JAL様ごめんなさい。だって安いんだもの)。
オーディオサービスを聞いていたら、なんと、「好きです札幌」が流れてきました。
アウェイでは勝利の試合の後「好きです札幌」を歌うのが慣例になっています。
これはもしかして縁起がいい!? と思って乗り込んだ湘南戦。
監督は「内容は良くなかった」とおっしゃっていましたが、上里のゴールなどで3-0の快勝!!
アウェイ戦で初めて気持ち良く「好きです札幌」が歌えたのでした。
やんつーぱんちっ。
エア・ドゥや札響の累積赤字はチャラ?
2006-01-08 15:36
AIR DOの発起人には、石水氏が入ってましたよね~。 JAL/ANAの2大巨大航空グループのとの競争には勝てず、ANAとの相互乗入れ・機材共有という形で、AIR DOが魂を売り渡してしまった形ですね。 札響の累積赤字はどのくらいあるんですか? かつて、高橋知事が、HFCの営業マンの獅子奮迅ぶりを評価し、札響もコンサを見習ったらどうだと発言をしたことがあります。 元々クラシックのオーケストラ~室内楽~中世のヨーロッパの作曲家たちを見ると、王族や貴族の庇護のもと、パトロンである彼等の資金をふんだんに使えたという歴史がありますよね。 それでこそ、あれだけの素晴らしいアートが花開いたのは事実。しかし、札響の場合は百%税金と寄付でなりたっているわけですから、もっと営業努力をすべきでしょう。 従って、この2団体に対して、コンサが媚びを売る必要はまったくなく、むしろ、あちらサイドからの話が、コンサにメリットがある場合にのみ、協力すべきだと思います。 それから、アイーダについては、原典がヴェルディの凱旋行進曲については、サッカーファンならほとんど知っていると思いますよ。他の曲の原曲は知っていますか? バビロンの河とか、ゴー・ウェスト等
元多摩@多摩
コメントありがとうございます
2006-01-08 17:20
やんつーぱんちっ。さん > で、AIR DOが魂を売り渡してしまった形ですね。 そうなんですよ。そこがファンとしても気に入らなくて、 もう一度独立を! と思っているのですがなかなかそういうふうにはならなそうですね。 > 札響 財務状況については、札響のホームページの「情報公開」のところに載っていますよ。 確かに一時期かなりやばかったようですが、今では相当努力をして、16年度は黒字だったみたいですね。 母親の知り合いからも「給料減った」という話が。 オーケストラの楽団員はオーケストラからの収入だけではとても食べていけず、 独自にコンサートをしたり、自宅で音楽教室を開いたりと、大変なようです。 演奏会の回数も、昼公演と夜公演、2回になりましたし。 あと、百%税金と寄付、というのはやや誇張しすぎかと。 確かに税金の投入を受けていますが、 企業からの出資は、その見返りにプログラムなどにスポンサー名を入れる ということになっているわけですし、これを「寄付」と呼ぶなら、 コンサも同じようなものですよね。 確かにコンサと比べて露出が少ない感はありますが、 たとえば法人維持会員なら、札響HPにあるように、1口10万円からで、 最高ランクのプラチナが10口という額の少なさゆえと、許してあげてほしい気がします。 ちなみに石屋製菓が1口のブロンズ会員になっています。 また、媚を売るな、というお話ですが、僕は決して媚を売れと言っているのではなくて、 せっかく同じ夢を抱いているのだから、協力し合ったらどうか、と言っているまでです。 もちろん2つの団体から申し出があれば嬉しいですが、 別にそこは見栄を張らずとも、HFCが呼びかけをしてもいい、と思っています。 北海道を元気に、という思いに、上も下もないじゃないですか! で、何でわざわざコンサブログに書いたかといえば、 エア・ドゥブログも札響ブログも存在しないから、というだけの理由です(爆)。 エア・ドゥにも「コンサと協力しろ」というメールは時々送るんですけどね。 バビロンの河…、出典どこなんですか? GO WEST…も知りませんです。 疎くてすみません(汗)。 洋楽っぽい感じがしますけど、違うのかなぁ? イエローサブマリンがビートルズのから、 大脱走が、映画?か何かの主題歌(曲?)からじゃないかな、 というあたりで僕の知識は出尽くしました(爆)。
birrla
Re:エア・ドゥや札響とも協力してみては
2006-01-08 19:08
元多摩くん、 会社同士って色々と相互の利害関係もあるから、協力しあうのも凄くエネルギーが必要になりますよ。だから簡単に、とはいかないと思いますが、真剣にフロントが考えてくれれば出来ると思います。こうして提案していく事もフロントを動かす一つの方法だと思います。もっと提案を簡単に出せれるポストみたいのがあるといいのにね。 バビロンの河は私も原曲しりません。 GO WESTも知りません。映画っぽい感じがするけど。 やんつーぱんちっ。さん、教えて下さい。 ところで、コンサ・ラジオブログでは先週が今年の初めての放送でした。札幌に戻ってきたらまたラジオブログを聴いて水澤さんにメッセージを送ってみては? 私は水澤さんからTシャツもらえることになったよ!
元多摩@多摩
なるほど~
2006-01-08 21:40
birrlaさん いろいろ難しいんですね。 見ている側の素人からすると、せっかくだから協力し合えばいいのにと思うんですけどね…。 ラジオブログ、なんでTシャツがもらえたんですか? すごーい! いいなぁ。 コメントありがとうございました。
birrla
なるほど~のお返事
2006-01-08 22:01
元多摩くん、Tシャツは今回の放送の時にね 『リスナーに自腹でプレゼントします!』って言ったの。 で、それが社内販売のコンサTシャツってわけです(^^;私ともう一人ラジオで読まれてた人がもらってたよ。 和波選手が電話で出演したり強化部の人も出たりしてて結構生々しい情報もあったよー。 もっとみんなにも聴いてもらいたいなぁ。 直接水澤さんにメール出せるのがいいところだよね(^▽^)
やんつーぱんちっ。
君達の知らないオリジナル曲
2006-01-09 14:41
バビロンの河とゴー・ウェストについては、恐らくどこかヨーロッパのチームのサポが歌っているのを、USの周辺が拾って来たんだろうと思います。 バビロンの河は、79年あたりに、ディスコ・ブームの真ん真ん中で、ボニーMという、ミュンヘンサウンドに分類される、黒人ユニットが歌ってヒットしました。 一方、GO WESTは80年代後半に、ペット・ショップ・ボーイズがヒットさせましたが、オリジナルは、YMCA(秀樹)やIN THE NAVY(ピンク・レディ)で有名な、ヴィレッジ・ピープルの曲。 いずれも作曲者は調べていませんが。 GOWESTにしても、YMCA、IN THE NAVYなんか、日本では健康的なスポーツマンのイメージで捕らえられてますが、U.S.や欧州では、ゲイの歌とされていますよ。ゲイに偏見はないけれど、ヴィレッジ・ピープルは5人全員がゲイという設定でしたね。 ネイティブ・アメリカン、ポリス、建築労働者、水兵などゲイが多いと言われる人種の、コスチュームを着て、大ヒット。 だから、ペットショップボーイズも…? だから、YMCAをボールパーソンの中学生が踊ると、(ヤングマン' クリスチャンズアソシエーション=若い男のコたちの団体)凄い違和感を感じて失笑してしまうんだが。
元多摩@多摩
Re:エア・ドゥや札響とも協力してみては
2006-01-09 18:40
birrlaさん おお~、水澤さん、なかなか太っ腹ですね~。 社内販売のコンサTシャツとは、レアですね! やんつーぱんちっ。さん なるほど、お詳しいですね。さすがです。 GO WESTやY.M.C.Aは、そんな事情があったんですね。 僕もゲイに偏見を持っているわけではないけれど、 曲自体からはゲイとか感じられないから、意外でした。 まあ、「ゲイっぽい音楽ってどんな音楽だよ!」って話もありますけどね。 情報ありがとうございます。 今後ともご指導下さいね。
プロフィール
HN:元多摩の農民/大澤唱二 東京多摩地域出身。 2001年最終戦、対セレッソ大阪戦でコンサドーレデビュー。 翌年、翌々年と徐々に試合に行く回数が増え、2004年にはファンクラブ会員になるなど、身も心もすっかり赤黒く染まる。 2005年、CVS登録。また、OSC蹴遊旅人の立ち上げにも加わり、赤黒さに磨きがかかっている。
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