2005年12月06日
スルーし続けてきた草津戦の感想を、今頃やっと書いてみたいと思います。
草津はいいチームでした。
気迫を前面に押し出し、前線から激しくプレッシャーをかけてくるのは、敵ながらあっぱれと言う他ありません。とても最下位のチームとは思えない。
あの激しい気迫に気押されたのか、ソダン大明神絶不調。
開始1分に相手からの激しいプレスに、ソダン大明神たまらず横パス、これが和波にあわず、やはりプレスをかけてきていた相手選手にかっさらわれて、きれいにゴールを決められてしまいました。
しかし、まあ、時間もまだ89分残っていますので、慌てることはないですね。その7分後、サイドでボールを受けたデルリスから中央の清野へボールがわたり、清野が左足を振り抜くと、ボールは草津ゴールに突き刺さりました。
最近、清野いいですね。これで10点目ですか。二桁得点、良かったね!
そのあとは札幌はチャンスがありながらもゴールを奪えず。草津のDFラインが高いので裏は取れるんですが、ゴールに結びつきません。なんで?
前半終了間際、デルリスと草津GK小島が接触。デルリスが負傷退場してしまいます。
ちなみに、デルリスのケガは、左ももの打撲で大事には至らなかったとのことです(北海道日刊スポーツウェブサイト情報)。
で、デルリスに代わって石井謙伍が出場!
石井はこれまで出場した中でもチャンスには絡んでいるものの、無得点。一番惜しかったチャンスは第2クール湘南戦でのPKの場面ですが、田畑にキッカーを奪われて得点ならず。
今日の試合でプロ初ゴールに期待がかかります。
後半開始時、ちょっとした事件が。
草津GK小島が遅刻。
僕も「どうしたどうした?」と思いましたし、一部からブーイングも飛んでいたみたいですが、あとで録画放送を見て、どうやらデルリスとの接触で小島も傷んでいたみたいで、手当をしていたらしいことがわかりました。
余談ですが、先日は千里さんご一家と観戦していたのですが、千里さん曰く「あのGK中年太りしてますよ」。
いや、まあ、確かに中年なのでしかたないんですが…(苦笑)。
でも、選手生命が短いサッカー界にあって、小島はよく頑張っていますよ。運動量が少ないGKだから続けられているってこともあるでしょうけれど、ここまで続けられているのは偉いと思います。
なんたって、現在39歳、もうすぐ40歳ですよ、40歳! 不惑ってやつですか。
とまあ、そんなわけで後半開始。
石井、今日もやはりチャンスには絡むもののなかなかゴールを奪えません。何度GKと1対1になったことか。(もうすぐ)40歳のGK小島の「年の功セーブ」に阻まれます。
しかし、後半16分、ユースの先輩鈴木智樹からのロングパスに反応した石井がDFラインの裏を取りゴール前ほとんどGKと1対1でシュート! 一度は(もうすぐ)不惑のGK小島の「若い者にはまだまだ負けんぞセーブ」が炸裂しますが、再び石井が「もう世代交代の時期だよシュート」を放ち、これがゴール右隅に転がり込んで札幌逆転! 石井はプロ初ゴールを記録します。
同じOSC(オフィシャルサポーターズクラブ)の仲間の情報によると、石井はこの時監督に呼ばれて、祝ってもらえるのかと思ったところをお説教されていたそうです。まあ、あれだけ1対1を外していればね…。いくら相手が元日本代表GKだったからといっても。
しかし、あれですね、今まで、出来が悪かったと言うよりは、神の見えざる手によってシュートがゴールに入ることを拒まれているのではないかと思われるくらい、なかなかゴールを決められなかった石井ですが、このゴールでひとつ吹っ切れるんじゃないでしょうか。来シーズンは期待できますね。
そして、この1点差を守りきって札幌勝利。
正直、もっと楽に勝ちたかった、楽に勝てるくらいチャンスは作っていた試合ですが、これが今の札幌の実力ということでしょうね。こういう試合で楽に勝てるくらいなら、今ごろJ1昇格を決めているでしょうしね。
来年は、こういう試合で楽に勝ち、苦しい試合も何とか勝ちきり、敗勢の試合をせめて引き分けに持ち込むくらいの試合を期待したいところです。
山形が勝ったため、札幌は6位で今季を終え、柳下監督が掲げたトップ5には入れませんでしたが、今年は良くやったと思います。開幕前は、「トップ5」という目標にさえ、疑問を投げかける人が多かったですからね。トップ5どころか、一時期は昇格争いにも加わったのだから、上出来だと思います。
ただ、来年は待ったなしです。「よく頑張った」とかいうレベルでは済まされません。昇格することは絶対条件です。昇格という結果が求められます。
まさに来年は試される年、勝負の年になります。
選手のみなさんにはそのことをしっかり肝に銘じてもらって、来週からひとときの休養に入ってもらいたいと思います。
暢気
Re:忘れた頃に
2005-12-06 16:40
つーことで 12日は行くからね。
プロフィール
HN:元多摩の農民/大澤唱二 東京多摩地域出身。 2001年最終戦、対セレッソ大阪戦でコンサドーレデビュー。 翌年、翌々年と徐々に試合に行く回数が増え、2004年にはファンクラブ会員になるなど、身も心もすっかり赤黒く染まる。 2005年、CVS登録。また、OSC蹴遊旅人の立ち上げにも加わり、赤黒さに磨きがかかっている。
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