2005年12月04日
昨日の試合での応援で少し気になったことがありました。
いや、まあ、昨日だけでなくいつもなんですけどね。
まず、ブーイング。
相手選手がピッチ練習にでてきてはブーイング。DJの方が草津サポに対して「ようこそ札幌ドームへ」と言った時もブーイング。相手GKがゴールキックすればブーイング。
いや、まあ、相手が勝っている時にあからさまな時間稼ぎをしているとか、卑怯なプレーをしたとかだったら、ガンガンブーイングすればいいと思うんですが、何もこっちが勝っている時の相手のゴールキックにまでブーイングするこたぁないじゃないですか。だって、こっちが勝っているんだから、じっくり時間かけて蹴らせてあげましょうよ。
あと、試合終了後、草津に対してコンサドーレ側のゴール裏から「ザス~パ草津!」のコールがかかりました。かかったんですけど、なんで太鼓が鳴らなかったんでしょう? エールの交換はスポーツマンシップに則った大変良いことだと思うんですけれどね。
相手に対してエールを送ることを、「ぬるい」とか「馴れ合いだ」とか言う人がいるようです。
なりふり構わずブーイングしていた人たちはもしかしたらそういう考えなのかもしれません。
試合後の「草津コール」についても、太鼓が鳴らなかったのは太鼓の人たちがそういう考えだったからかもしれません。
そういう人たちはきっと、本当にスポーツをしたことがないんだろうな、と思います。
私事で恐縮ですが、僕は水泳とマラソンをやっています。
水泳なら、レース前の招集で同じ組で泳ぐメンバーが並んで座っていると「よろしくお願いします」という気持ちになりますし、マラソンなら、レース中にデットヒートを繰り広げた相手とは、ゴール後に「お疲れ様でした」と声をかけたくなります。
これは多分、僕だけじゃなくて、スポーツをやっている人なら誰でも抱く自然な感情なんじゃないかなぁ。
こういう感情を抱かせてくれるところが、スポーツのひとつのいいところだし、同じスポーツを通じて仲間を増やせるというのがスポーツの醍醐味のひとつだと思うんですよ。
JリーグにはJリーグ百年構想というものがあり、その理念のひとつにスポーツの意義が書かれていますが、この理念が目指すところは、僕が先述したような、スポーツを通して他の人と交流を深めよう、ということだと思うんです。
特にゴール裏で応援をリードする方には、こういったスポーツの意義とか、Jリーグの理念とかも頭の片隅において応援をリードしていただきたいなと思います。
もしできることなら、ご自身でもスポーツをしてみて、そういう相手を称える気持ちを感じてみてほしいです。スポーツをすることは、スポーツ振興を掲げるJリーグ百年構想に協力していることにもなりますからね。
自分たちだけが素晴らしい、他者へは軽蔑とブーイング、という偏狭なナショナリズムでは、気付いたら周りは敵ばっかりで味方は誰もいなかった、なんてことになりかねませんよ?
FT
Re:応援のあり方
2005-12-04 13:10
ほぼ同意です。 ブーイングについては多少、観客側の パフォーマンスとして考えるところはありますが それでも、対戦相手を敵として全否定しすること が本気度の証明になるわけではないと思います。 うちもこの点の雑感を記してみましたので ご覧頂ければ幸いです。
なぽてん
Re:応援のあり方
2005-12-04 13:17
私も、元多摩さんの意見に賛成です。 あまりブーブー言ってるのは、みっともないですよね^^ 相手があって、初めて試合になるのに... 応援する人の美意識の問題だと思うのですが...狂信的な状態の人には、受け入れられないのでしょう。 いつまでの集団ヒステリー状態は続かない(いやでも大人になる)ので、放置するしかないのでしょうね。
ダイ
Re:応援のあり方
2005-12-04 13:39
はじめまして。 僕もこの意見に同意できます。ブーイングを否定するわけではないけれど「していいブーイングとしてはいけないブーイング」があると思うわけで今回は明らかに後者だと考えています。 相手に対して敬意を払い熱く応援することはできないのでしょうか?2001年のころはそうしていたような気がするのですが・・・
えみっくす
Re:応援のあり方
2005-12-04 13:57
エミもコンサのサポのブーイングは微妙だと思います。。。 やっぱりブーイングってやっていい時と悪いときがあって アウェイ鳥栖戦での事件(?)も断幕ではなくて 相手チームのセレモニー中のブーイングであって。 昨日実際にゴール裏にいて思ったんですけど 言い方悪いけど"きしょかった"です。 ただブーブー言ってみっともないだけで 相手チームに与える精神的な"何か"はそこには存在しませんでした。 ザスパに対するコールもなんか怒ってる人いたんですが 何言ってるか聞こえなかったです。。。 だけど、 >太鼓の人たちがそういう考えだったから だったんでしょうね。。。
元多摩
みなさん食いつき良すぎです(笑)
2005-12-04 15:40
ふと見てみたら4件もコメントが。 同じ気持ちの人がたくさんいるのだなと感じられました。 とても嬉しいです。皆様ありがとうございます。m(_ _)m FTさん そうですよね、ある程度のブーイングは構わないとしても、 なんだか無駄なブーイングが多い気がしますよね。 あとでそちらにも伺いますね~。 なぽてんさん 本当に、無駄なブーイングはみっともないですよね。 やっぱり、大人になるまで気長に待つしかないのかなぁ。 話せば聞いてくれる相手とは思えないですもんね。 ダイさん 僕のコンササポ仲間にも、昔はゴール裏にいたけれど、 最近は雰囲気が悪いから別の所にいる、という人がいます。 状況に応じてブーイングするのは構わないけれど、 相手への敬意は失ってほしくないですよね。 えみっくすさん 「きしょい」。 なるほど。高校生らしい表現ですね(笑)。 でも、その通りですよね。 あの意味不明なブーイングは何とかならないものか…。 救いだったのは、ブーイングしていたのは狂信的な一部の人たちだけで、 多くの人はしていなかったみたいだったことと、 「草津コール」も普通のサポーターの間から自然に発生して広まっていったこと (=多くのサポーターは良心的な人たちということ)でしょうか。
えみっくす
Re:応援のあり方
2005-12-04 19:35
今日は部屋を勉強モードにして昨日の疲れを癒す日にしたので "明日から"勉強がんばって来季のパーフェクト目指します!! なんか言葉見つからなくて『きしょい』って使ってしまいましたが ホントその通りだったんですよぉ。。。 でもブーイングしてたのは元多摩サンの言う通り 一部の人たちだけだったので良かったですけどね☆
熱狂サポ18
Re:応援のあり方
2005-12-05 14:10
草津戦のエール交換はなんの意味があったのか、自分にはよく分かりません。草津のサポも別にエールの交換をしたくてコールしていた訳でも無いと思います。 昇格や、優勝したチームに対してコールするならまだ分かりますが、最下位のチームにコールするのは、あちら側にも失礼だと思ったんですが。 しかも、あの時は札幌の選手が目の前でリカバーをしていましたよね。そんなときに「草津コール」をしたら、札幌の選手はどういう気分になるでしょうか?とてもいい気分にはなれないでしょう。 サッカーは元々、一種の「戦争」でした。他のスポーツとは違い、サポーターの文化があります。一番にこのチームを愛しているなら、まず自分のチームに敬意を評して、かつ90分熱い応援をしてからそういう行動をしたほうがいいと思います。真ん中で必死に応援していた方々が怒るのも無理はないとおもいます。彼らはいつも声が枯れるまで応援し誰よりもチームを愛しているんではないでしょうか。 “エールの交換”はやみくもにやればいいというものではありません。時と場所に応じて考えてやらなければ意味が無くなると思います。 すみません。長々と失礼しました。
元多摩
コメントありがとうございます
2005-12-05 15:11
熱狂サポ18さん あのコールには「1年間お疲れ様」「来年も良い試合をしよう」の意味があったと思いますよ。 確かに草津サポはエールの交換が目的でコールしていたわけではないでしょうが、 だからエールの交換をしてはいけないという理由にはらないと思います。 草津サポからは「概ね好意的に受け止められている」 という情報もありますし、して良かったと思います。 別に最下位だからコールしたわけではないのですし、 最後くらいお互いをたたえ合うのがスポーツマンシップだと思います。 最終戦ということで、時節もわきまえていたと思います。 相手チームにエールを送っていると思えば、選手たちも リカバリー中だろうと別に気にならないと思います。 なお「エールを送らなかったやつはひどい」 と言いたいのではなく(その辺は個人の自由だと思います)、 エールを送っている最中にそれを遮るように太鼓が入ったり、 エールを送ったことについていろいろ批判がでているようだったので、この記事を書きました。 「フットボール」が元々かなり乱暴なスポーツだったことは承知しています。 ヨーロッパでも相当熱狂的でややもすると危険なサポーターがいることも知っています。 が、彼らは一般に「フーリガン」と呼ばれて恐れられています。 ヨーロッパでそうだから、歴史がそうだったから、ではなく、 もちろん、いいところは採り入れつつも、悪いところは修正して、 新しいサッカー文化、スポーツ文化を創っていくべきではないでしょうか。 また「90分間熱く声を出していないと応援に対して意見してはいけない」 という考えがいまひとつ理解できません。 同じスタジアムの雰囲気を共有している以上、発言する権利はあると思います。 最後に「彼らが一番チームを愛している」ですが、さて本当にそうでしょうか? それほどチームを愛している人たちが、スタンドにゴミを残していったり、 「聖地」と呼ばれる厚別の、ゴール裏の席を傷めたりするのでしょうか? ただ声を出して跳ねていればチームを愛している、というものでもないと思います。
熱狂サポ18
Re:応援のあり方
2005-12-05 17:51
やはり個人の考えには違いがありますね。 たしかに草津サポの声は大きく聞こえ、彼らも90分応援していました。しかし、こちら側の応援はいつもにまして“ぬるい”ように感じられました。草津もそんな“ぬるい”サポからエールの交換をされても何も感じることは無いでしょう。全力で戦うのはサポーターにも言えるのです。 ただ最終戦だから、1年間頑張ったから、来年頑張れよ、といって、エール交換をするのであれば、毎回やってもいいようなものです。 草津とは来年も対戦するのです。そのライバルに対して「来年頑張れ」とは私は絶対に言いたくないのです。はっきり言って札幌サポは甘いと思います。 あとUSに対して過剰に集中批判するのもどうかと思います。実際、歌を作っているのも、人文字やるにしても彼らが動いているからできることです。ゴミについても、最近は自主的にゴミ回収しているのをよく見かけますし。 彼らが一番チームのことを考えているように見えるのですが。
元多摩
そうですね
2005-12-05 19:20
まあ、考え方は人それぞれですからね。 熱狂サポ18さんのような考えもあってもいいと思います。 ただ、エールを交換したいという僕のようなの考え方もありだと思うので、 「相手にエールを送るな」というようなことは言ってほしくない、 何の権利があってそんなこと言うの? というのが本音です。 あ、ちなみに、僕も毎回エールの交換やるならやってもいいと思います。 ただ、「最終戦」とか何かの区切りの試合の時の方が、 そういう雰囲気になりやすいということだと思いますよ。 結局、いろいろな人のいろいろな考えが行動になって 現れた結果がスタジアムの雰囲気を作るわけですから、 草津戦のように、熱狂サポ18さんの理想とする雰囲気にならなかったとしても、 それはスタジアムにいるコンササポの多数決ということで、 諦めていただくしかないのかなと思います。 USの人たちは最近自主的にゴミ回収をしている という情報がある一方で、 今でもUSの去ったあとはペットボトルが大量に残っている との情報も。どっちが正しいのかな…? 来年実地調査してみます。 なお、この記事はUSだけを狙い撃ちして批判しているわけじゃないですよ。 今回のコメント以外では「US」という言葉は使ってません。 他のサイトでは批判してますけどね(自爆)。 まあ、彼らも嫌われるだけのことはしていそうな気も しないではないですが、ご忠告、肝に銘じておきます。
熱狂サポ18
Re:応援のあり方
2005-12-05 19:49
いえいえ、サポの意見のどれが正しいか、なんて誰にも分かりませんが、我々としても色々と考えるべきことがありますね。 同じチームを応援している者同士、こうして話し合い、意見し合うことで、少しでも良い方向に進んで欲しいものですね。
プロフィール
HN:元多摩の農民/大澤唱二 東京多摩地域出身。 2001年最終戦、対セレッソ大阪戦でコンサドーレデビュー。 翌年、翌々年と徐々に試合に行く回数が増え、2004年にはファンクラブ会員になるなど、身も心もすっかり赤黒く染まる。 2005年、CVS登録。また、OSC蹴遊旅人の立ち上げにも加わり、赤黒さに磨きがかかっている。
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