キックオフ2017

2017年01月14日

 遅ればせながら、皆さま明けましておめでとうございます。また、本年もよろしくお願いいたします。
補強ポイントを検討したいと思うなどと大言壮語しながらも、すでに補強は終了し全体練習も始まっている。まして今日はキックオフの当日である。検討もへったくれもない。
なので、今季の補強の「感想」を述べたいと思う。結論から言えば、文句のつけようがないという言葉に尽きる。堀米悠斗の新潟への移籍は残念であるが、満額の育成費用と移籍金を得ることができ短期的に見ればwin-winの移籍となっている。加えて彼の穴埋めとして一昨年のJ2クロス2位、田中雄大をJ1ヴィッセル神戸から獲得しており、穴は埋まったもしくはスケールアップしていると考えられる。それ以外の主力の離脱は見られず、まさしく補「強」となっているという印象だ。
 CFWである都倉賢のライバルとしてJ1通算27得点を挙げている実績充分の金園英学をベガルタ仙台から、2列目ならどこでもこなせる早坂良太はサガン鳥栖から、コンサ躍進の屋台骨として獅子奮迅の活躍を見せた増川隆洋の代役として大宮アルディージャから横山知伸を期限付きで獲得した。加えてクソンユンとリオ五輪を戦った大型ボランチのキムミンテもベガルタ仙台から、国外での注目度はNO1、タイのメッシことチャナティプ・ソングラシンも7月から加入する見込みだ。前回昇格した2012年シーズンは3位での昇格ということもあり補強が急務であった。にもかかわらず1年かけて育て上げた山下達也が移籍してしまい、終盤の快進撃を支えたジオゴも退団したことでセンターラインに課題を抱えてしまった。この穴を埋めきれずにあえなく1年でJ2に降格。このような印象だ。まともに戦力になったのは清水エスパルスから移籍してきた山本真希ぐらいではなかったか。その二の舞になるまいと強化部が入念に調査し口説き落としてくれた結果が表れている。
 そしてなにより忘れてはいけない男がいる。兵藤慎剛。名門横浜Fマリノスでバリバリのレギュラーを張り、中心選手として活躍してきた男がトリコロールのユニフォームを脱ぎ、赤黒縦縞に袖を通すことになったのだ。…夢でも見てんじゃないかな。モンバエルツ体制になり冷や飯を食ってはいるが、実力は折り紙付きだ。奇しくもコンサドーレには、彼と同じくフロント主導の世代交代の煽りを食った河合竜二という大先輩がいる。プレーした期間も重なっており違和感なくチームに溶け込めるはずだ。そう、今回移籍してきた選手はそれぞれ共通点がある。兵藤と横山が早稲田大学の同級生、田中と金園は関西大学の同級生、早坂はサガン鳥栖で菊地直哉とプレー経験あり、キムはそれこそリオ五輪をクソンユンとともに戦っている。勿論彼らはプロであり新しい環境に溶け込まなくてはならないのであるが、それでも知った顔があるという安心感は何物にも代えがたいだろう。ここまで計算してオファーを出していたとしたら脱帽ものである。
 三上GMは今季のフォーメーションを「5バックにならない」3-4-3を考えていると述べている。昨年は主に3-5-2を用い、守備的になると5-2-1-2ととれる5バックに移行することが多かった。目標勝ち点を40とするなら10勝10分け14敗という星勘定になるため、5バックではカウンターの精度が余程高くない限り現実的ではない。そう考えると中盤をトリプルボランチとした3-3-1-3、間の3-1を4と勘定すれば3-4-3になる、を想定しているのではないだろうか。そこで主観が入りまくっているが、新年の賑やかしと思ってお目汚しを失礼したい。

  '2017年 予想フォーメーション

          都倉賢
ジュリーニョ        早坂良太
          ヘイス

深井一希   宮澤裕樹  兵藤慎剛

福森晃斗   横山知伸  菊地直哉

         クソンユン'

 …どうですかね?ヘイスがボールキープしてくれれば押し上げが効くと思うんですよ。3ボランチにしたことにも理由がありまして、鹿島を始めとして4-4-2を採用しているチームが6チームあり、中盤のスペースに出たり入ったりする選手を捕まえやすいように3人並べてみたんです。3人並べることでスペースを消すこともできるし…。この3人で相手の攻撃にフィルターをかけて、そこで奪ったボールをヘイスに預けてそこからカウンター。イメージは石崎体制での柏レイソル、そのフランサ役をヘイスに担ってもらえれば最高かな。
このような落書きができるくらい今年の補強は夢が広がる有意義なものだ。目標はあくまでJ1残留。今日選手たちはそして野々村社長は何を語るのか、それを楽しみにして筆を置きたいと思う。


post by kitajin26

14:20

雑記 コメント(0)

この記事に対するコメント一覧

コメントする