Muchas gracias Akito!

2023年12月29日

 別れはいつも突然だ。寂しくはあるが悲しくはない。
29日、福森晃斗の横浜FCへの期限付き移籍がリリースされた。
先日岩本輝雄氏の呼びかけで開催された「左利きの会」に彼が参加した際には、フリートークの質問に答える形で「今、壁にぶち当たっています」と吐露していたという。詳細は引用元であるサッカーダイジェストWebを確認頂きたいのだが、「試合に出ること」にこだわってきた彼が現状打破を求めた結果が今回の移籍だった。
 横浜FCは前コンサドーレ監督である四方田さんが監督を務め、コーチには同じ桐光学園OBであるウルトラレフティ俊輔中村が控える。四方田横浜は3年目を迎え、主力の流出は避けられていないもののチームは成熟期を迎えつつある。理解ある首脳陣の元、福森がどのような進化・深化を遂げるのか横浜FCの24年シーズンから目が離せなくなってきた。
 さて、Xのタイムラインでは彼のフリーキック動画が数多く投稿され、コンサドーレのレジェンドの1人であることを再認識させれた。その中でも印象に残るフリーキックは2017年7月8日Nack5スタジアム大宮。あの日、コンサドーレとアルディージャの運命が交錯したと言っても過言ではないだろう。試合後に挙げられたアルディージャサポーターの試合動画を見ても分かるように、明暗がくっきりと分かれた試合となった。参考までに下記にリンクを貼っておく。
https://www.youtube.com/watch?v=O4PogCj5z-Y
 引き分けに持ち込んだコンサドーレは残留圏である15位を死守。その後ジェイの加入を経て当時クラブJI最高順位である11位でシーズンを終えることとなる。この試合でゴール裏に掲げられたバナーのとおりコンサドーレは「生き残った」のである。
一方アルディージャはちぐはぐなシーズンを送り、残り3試合を残してシーズン2度目の監督交代を行ったものの好転せず最下位でJ2降格となってしまった。ついには今年降格の憂き目に逢い、来年はJ3で戦うこととなる。このような一瞬に出会えるから生観戦は止められない。現在は子供が生まれるなど生活環境が変わり、スタジアムになかなか足を運べてはいないが、「I was there!」と胸を張れる試合をまた見たいと切に願っている。
 神はあの日大宮に居た。2本のフリーキックでコンサドーレを救い賜うたのだ。そして神はその御業をもって更なる民を救わんとなさっている。横浜の民よ。決して裏を取られたからと言って口汚く罵ってはならない。それはのちに与えられる救済への前奏曲に過ぎないからだ。横浜の民よ。左をカットされたからバックパスを選択したからといって消してため息をついてはならない。キーパーからのビルドアップを促しているだけに過ぎないかもしれないからだ。祈りたまえ。さすれば道は開かれん。そして神は勝ち点を与え、こう述べられるだろう。
「Tranquilo 焦んなよ」と。
Adiós pareja, nos vemos de nuevo. 


post by kitajin26

23:59

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