函館ゴール祭り(VS 横浜FC 感想)

2016年07月06日

 思わず声が出てしまった。予定が合わず函館での現地観戦は見送ったものの缶ビール片手のテレビ観戦。2点目のヘイスのゴールだ。荒野拓馬の左サイド突破からゴール前で待ち構えるヘイスにグラウンダーのクロスが飛ぶ。これを一度DFに寄せてからトラップし反転、落ち着いてゴールに流し込んだ。確かに荒野が左サイドを突破した時点でゴールのチャンスは限りなく高まっていた。とはいえヘイスの技術の高さには目を見張るものがある。1点目のジュリーニョのミドルを呼び込んだゴールへ向かい相手選手を惹き付ける動き‐相手選手が寄せていればシュートは防げていたとは思うが‐や、惜しくも南雄太に防がれてしまった後半のこぼれ球に反応したシュートなど自分の色を出せるようになってきた。開幕時より10kg近く身体を絞り、ここ5試合で3点と波に乗ってきた。そのうえで、ジュリーニョと近い距離でプレーさせるように腐心した四方田修平監督の手腕も見過ごせないだろう。
 チーム得点王の都倉賢を出場停止で欠く中で5得点というのは文句のつけようがない。2失点については反省材料だが、4-0と試合の大勢が決まっていたので守備意識が甘くなってしまうのは仕方がなかったのかもしれない。なんにせよ4連勝で首位をキープした。下位に取りこぼさず上位3連戦に臨む事ができることを喜びたい。
 3番勝負の先陣を切るセレッソ大阪は山口蛍が加入し、これを名将大熊清がどうチームに組み込むか手腕が問われている。直近のロアッソ熊本戦に5-1と大量得点で勝ち点を積み上げ、これで連勝は5に伸びた。思いも寄らぬ相手にぽろっと負ける「意外性」を持った今年のセレッソ。付け入る隙はまだまだあるはず。熱い夏はこれから始まる。


post by kitajin26

07:32

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