deep Osaka

2015年07月16日

 また大阪か。
所用があり結果だけでも確認をと開いた携帯から現実を突きつけられる。
1-3。試合内容は把握していない。なので分析しあれこれ言う気もない。なにより分析できるだけの技能がない。ないない尽くしの僕ではあるが、結果から感じた印象ぐらいは述べることができる。
また、大阪か。

 2-7。あれは3年前8月猛暑の万博記念競技場。
J1の泥にまみれ這いずり回っていたコンサドーレに対し、情け容赦のないシュートの暴風を浴びせかけ希望の灯火を圧し折った青黒の悪魔。試合後の怒号入り混じる阿鼻叫喚の地獄絵図から目をそらし見上げた夜空が滲んで見えたのを覚えている。
 0-3.大差で下した春の余韻を引き摺りつつ、食都大阪に乗り込んだ09年8月2日。二度漬け厳禁。同じ轍は踏まぬとばかりに躍動する翼くん岬くんコンビ。宙を舞ったペットボトルが乾いた音を立てて転がる。上位浮上のチャンスどころか、J1昇格ラインから遠く離れたあたりでまごついていた札幌の限界を見せ 付けられた。
 僕が目の当たりにしただけでこれだ。いつだって大阪だ。大阪の地が現実を直視せよと迫ってくる。3年前のクリスマスイヴだってそうだ。あの試合も長居で、しかも相手はG大阪。白いユニフォームが躍動して、、、4-1で、、、。夢実がメダルを壊して、、、

 話が反れた。話を本筋に戻そう。歴史を目撃したという話だったか。いや、そうに違いない。2012年Jリーグユース選手権優勝メンバーの1人である榊翔太が海外移籍することが発表された。完全移籍である。当時ユースについて周り声を嗄らした1人として少し淋しい思いもある。しかし本人が悩み下した決断だ。きっと名は体を表すという諺どおり、世界を翔び回る選手になってくれると信じている。もう聞き飽きてしまったかもしれないがエールを送りたい。
「翔太!頑張れ!!君ならできる!!」

 、、、兎にも角にも次の試合が鍵になる。
いつだって次の試合が鍵になるのだ。途中出場で1ゴールの都倉賢。ようやく復帰を果たした上原慎也、そしてパウロン。彼らに希望を見出すか、あるいは限界を感じ現実に膝を屈するか。悶々とする日々はまだまだ終わらない。


post by kitajin26

21:40

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