2013年11月24日
サポーターの誰もが勝利を信じた今日11月24日札幌ドームでのJ2最終戦。 結果はスコアレスドロー。2013年コンサドーレ札幌の挑戦は終わりました。 「勝てばプレーオフ進出」「相手は下位」「ホーム札幌ドームに2万5千人」 勝って当たり前というこの状態で、選手の皆さんは精神的に極限状態であったと思われます。 選手の皆さん、チームスタッフ&HFCの方々、スポンサー各位、そして多くのサポーターの皆さん、大変お疲れ様でした。 20勝18敗4分けで勝ち点64の8位。 6位V・ファーレン長崎との勝ち点はわずか2点、されど2点でした。 <2013シーズンを振り返って> 昨年J1で戦い、史上最短でJ2に降格。 今年は所属選手の中でユース出身の若い選手が全選手の半数を占めるという布陣、札幌OBで室蘭市出身の財前恵一氏が監督に就任、更に途中からチームOBの野々村芳和氏が社長に就任されました。 まさに再スタートの年でした。 6位以内に入りプレーオフ進出を果たすことが第1目標。達成こそ叶いませんでしたが、開幕当初に比べ、若手の成長が著しくチーム全体の底上げが出来た価値あるシーズンであったと思います。 特に2年目の奈良選手、荒野選手は既にチームに欠かせない存在になっています。 ルーキーでは、深井選手、松本選手は一時スタメンに名を連ね、神田選手、小山内選手、堀米選手などがデビューし、試合に出るごとに成長を見せています。 また、4年目にして曳地選手がデビュー。GKという1つしか無いポジション争いでベテランの杉山選手を脅かす存在になりました。 残念ながら今年も怪我をする選手が多く、特に正確なキックに磨きをかけ、心身ともにたくましくなって今年3年ぶりに札幌に復帰した上里選手の離脱は大きな損失でした。 シーズンを通して振り返れば、前半は外弁慶、後半は内弁慶。そして札幌のチームカラー?なのか弱きを助け、強気をくじく印象が多く、下位にいるチームに負け、上位のチームには良い結果を出している印象があります。 引き分けが4試合と少ないのも今年の特徴で、22チーム中一番少なく勝つか負けるかのチームでした。 20勝というのは3位京都同数であり、5位千葉、6位長崎、7位松本山雅を上回っています。 タラレバで申し訳ありませんが18敗のうち、内容では上回り、引き分けにできた(又は勝っていた)たもったいない試合が多く、勝ち点1の積み上げに失敗したのが6位以内に入れなかった要因の一つと考えます。まあ、良い内容のチームが必ずしも勝つとは限らないのがサッカーと言ってしまえばそれまでですね。 経営面では創意工夫はしているのですが、年々減少する入場者数が致命的に思えましたが、前回の札幌ドーム戦で約1万千人、今日の試合では約2万5千人と盛り返しを見せています。ベトナムの英雄レ・コン・ビン選手の加入により、新たな観客層と新規スポンサーを獲得出来たというのが大きな成果でした。 <2014シーズンの展望> 来年はJ2にいるのが不思議だったG大阪と神戸が昇格し、大分と湘南というJ2の常連が降格します。初降格の磐田については、今年J1でわずか2勝で勝ち点20の17位、昨年の札幌ほどひどい数字ではありませんが、15位の甲府との勝ち点差が15というのは元王者の面影もなく、今年のガンバのような恐ろしさを感じません。 コンサドーレ札幌の「現状の戦力維持」を前提にしますと、来年も6位以内というのが現実的な目標だと考えますが、自動昇格できる2位以内を狙って戦うべきでだと私は思います。 経営面では、長年スポンサーになっていただいていたJR北海道様の撤退が予想されます。引き続き新たな観客層と今期スポンサーとの継続・新規スポンサー獲得への努力は不可欠です。 レ・コン・ビン選手を来期残留させる事ができるかどうかが鍵となりそうです。 <終わりに> 本当はプレーオフ進出を逃したショックから今日は何も書かないつもりでしたが、帰宅してふて寝したあと落ち着きました。また、堀米選手のツイッターを読んで、前向きな気持ちになれました。 既に来シーズンの戦いを見据えていますね、ゴメス最高!
プロフィール
2001年からコンササポで親ばか 札幌市出身。
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