水戸の現実にクラブライセンス制度に思ふ

2013年07月31日

 水戸ホーリーホック。

 コンサ関係では吉原宏太さん、岡田クン、U-18出身の鶴野選手、故デルリス選手などが在籍したチームであり、現在の監督は(以下省略)。

 J2のチーム、当然J1を目指して戦っているわけですが、クラブライセンス制度の壁により、今年たとえ優勝してもJ1に昇格できません。

 理由はホームスタジアムの入場可能人数がライセンス制度で決められている15000人を満たさないからだそうで、詳しくは沼田邦郎代表取締役社長の記者会見(全文)に掲載されています。(是非ご一読していただきたいと思います)

 東日本大震災は未だ東北地方を中心現在進行形であるという現実を思い知らされます。
 
 どんなに頑張ってもJ1昇格ができない。
 この事実を知っていて、戦う選手、サポーターの気持ちを思うと悲しい気持ちと怒りを覚えます。
 Jリーグは、「地域密着」「100年構想」をうたいながら一方で、近年事実上の秋春制の強行決定(一応全クラブ満場一致という事にはなっていますが)や大手スポンサーを持たない地域のクラブをJ1から遠ざけるクラブライセンス制度の導入となど、掲げる理想とやっている事の違いが顕著です。

 話がそれましたが、東日本大震災というかつて無い大災害により自治体がスタジアムを改修できないという事情を考慮して、もし水戸がプレーオフで昇格条件を満たした場合、Jリーグは金銭的な支援やライセンス制度の「スタジアムの入場可能人数条件」の例外を認めるなどの対応ををするべきだと考えます。

 これはホーム厚別競技場がライセンス制度のスタジアムの条件を満たしていないコンサドーレ札幌にとっても他人事はないですね。

 


post by まじっく

19:37

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