4月7日湯郷にて

2013年04月10日

4月7日、岡山県は美作市湯郷。
裏切り者のそしりを免れないなと思いつつ、そこは軟弱サポの軟弱さの所以と割り切って、美作サッカーラグビー場にて正午からのキックオフの試合、湯郷ベル-浦和レッズを見ておりました。
6日に岡山に入り、7日、岡山駅8時過ぎの津山線で津山、津山から姫新線に乗り継ぎ、最寄の林野駅着が10半頃。
モータリゼーションから取り残された寂しい無人駅に降り立ったのは10人ほど。駅前のタクシーは2台。
岡山駅で赤黒のタオルマフラーを首に巻いた方を見かけたような気がしましたが、気のせいと思いつつ、林野駅に着くとその方もいらっしゃいました。
はい、レッズサポの方々です。

別にレッズを応援しなければいけない謂れはないので湯郷に肩入れしつつ、今季初勝利、対レッズ初勝利に沸く湯郷ベルを応援する地元の人たちと喜びを味わってきました。
アディショナルタイム、宮間からのパスを受けた横山がドリブルでディフェンダーを交わして決めたゴールは見事でした。
お祭りのような湯郷の応援団。北寄りの強風が吹き荒れ、体が震えるような寒さもなんのそのという感じの一体感の溢れるスタジアムでした。

さて、何故こんなことを話題にするのかということですが。。。

何故かすごく素朴な手作りの雰囲気がスタジアムに溢れていました。
”応援団”と書きましたが、サポーターというより応援団という方が似合っている。チャントもコールもする少数のサポーターもいます。いますが、応援の中心は楽しそうに野次を飛ばし、ひとつのプレイごとに一喜一憂する、まるでETUの町内会の応援団のごとき地元のおっちゃん、おばちゃんたち。かわいい孫を応援しているような雰囲気です。
ホームタウンは小さければ小さいほど地元から愛されるとでもいうような気にさえなってしまいます。
街の誇りなんだろうな、きっと。
ワールドカップの優勝メンバーがいて、AFC最優秀選手がいて、FIFA年間最優秀ゴールにノミネートされた選手がこんな小さな街にいるなんて、考えてみれば不思議です。
(この項、続く)。


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