【速報】U-15女子選手権/リラ・コンサ惜敗

2020年12月12日

【磐田】第25回全日本U-15女子サッカー選手権大会は12日開幕し、全国各地で1回戦が行われた。静岡県磐田市の磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場多目的グラウンドでは北海道代表の北海道リラ・コンサドーレが四国代表の徳島ラティーシャと対戦し、2-3(前半1-1)で競り負け、大会から姿を消した。

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 試合は正面から向こう正面に向けた強風が吹く中行われた。この強風が影響したのか試合開始わずか22秒でリラのGK16河瀬が処理をもたついたところを徳島19杉本に押し込まれ、立ち上がり早々からリラは追う展開となってしまう。個人の体格や個人技も徳島に一日の長があり、一対一のデュエルでもほとんど完敗という展開の中、なんとかリラは突破口を見出そうともがくがチャンスはほとんど掴めない。特に攻撃の面では中からの攻めにこだわり、両サイドを使えない。反対にピッチを広く使う徳島に揺さぶられ、次々と左右をえぐられクロスをゴール前に送られ圧倒される。それでも徳島CBの足元に若干の弱さを見た15分、相手ゴール前の競り合いから13高橋來碧が放ったシュートが相手選手に当たりころころとゴールに入り、リラは前半のうちに追いつき1-1で折り返す。

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 後半に入り堅さが取れたリラは長短のパスを使い分け多彩な攻めを見せるようになるが、11分に徳島7高井に強引に中央を破られ失点。その4分後にリラ28藤井のフリーキック。得意の左足から放たれたボールは誰にも触らず、すとんと相手ゴールに入って再び同点…と、一進一退の攻防となる。2-2のままどちらが先にリードを奪うか注目された試合だったが、30分に相手9岡田に単独で突破され、深い位置からマイナスのクロスを再度7高井がワンタッチで決めて2-3と勝ち越される。勝負への執念も見せたリラだったが足が重くなった終盤はシュートにも至らなくなり結局前後半80分を終えて、悲しいタイムアップの笛を聞くこととなった。

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 全体的に見るとチームとして秀でていたのは徳島の方だったが、戦い方によってはリラにも充分な勝機のある試合だっただけに、特に試合への入り方などを含め悔いの残る試合であった。



post by higuma

16:28

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