2021年02月28日
「老害」です。こんにちは。 Jリーグが開幕したことを土曜日の朝になって知りました。本当です。同時に、昨年のうちに仕上げておかなければならなかったものを、未だ手つかずのまま終えていないことにも気がつきました。「アドベント・カレンダー」であります。主催のアヤちゃんすみません、読者(いるのか?)の皆さんにもお詫びをしつつ、今回はいつでも誰でも書ける手軽なテーマのコラムを書きます。 〇Jリーグ加盟以後、なかなか勝てない競技場〇 <定義> ※原則Jリーグ加盟(1998年)以後、2020年シーズンまでのこととします。 ※クラブ間で争う通常の公式戦を対象とします。具体的にはJリーグ戦、Jリーグカップ戦、入れ替え戦(参入決定戦)、天皇杯です。サテライト戦にプレシーズンマッチは基本的に除外します。チャンピオンシップにもそもそも出場経験がないので除外します。国際試合も含みません。(※ごめん。一部サテも含んでおります) ※通算で10戦前後を戦った経験のあるスタジアムを対象とします。 ※1997年はJリーグ準会員の時代でしたが、ナビスコカップのみ注釈付きで対象とします。 以上を踏まえて。 '(1)等々力陸上競技場(神奈川県川崎市) 対 川崎F 14試合 1勝 1分 11敗 対 V川崎 2試合 1勝 1分 0敗'(※引き分けは1997年ナビ杯) かつてJFL・東芝だった時代の本拠地=等々力競技場です。いきなりのエクスキューズになりますが、移ってからも現フロンターレと旧JFL時代に2度試合経験があり、1勝1敗です。ただし勝利はVゴール。総計には含んでおりません。 川崎時代のヴェルディには負けていません。1998年は勝ちましたが、その試合当日はかの横浜フリューゲルス問題で大変なことになっておりました。 以後の持ち主であるフロンターレ相手ではJ入り後は勝利はおろか1つのゴールを奪うのも大変でした。負けも負け続け11連敗。ゴールも2008年の対戦(8戦目)で72分にダヴィ子さんが挙げるまで通算で702分ノーゴールという、とんでもない大記録をこしらえてしまいました。ウチに限らないあらゆる対戦カード中、Jリーグ全体でもかなりの大記録になるものと思われますが、面倒なので調べていません。誰か調べてみてください。ちなみにサテライト戦では2006年に今現在は郷里の山口でコーチをやっている元気くんが決めてくれております。 以降、2019年に13戦目でようやく引き分けて勝ち点1を掴むと、昨年2-0で勝って、14戦目でのかくも長き勝利。細かく言うと移転後の純然たる初勝利でなかったことは記した通り。 '(2)カシマスタジアム(茨城県鹿嶋市) 対 鹿 島 10試合 1勝 2分 7敗'(※うち1敗は1997年ナビ杯) 初対戦は1997年ナビ杯の準々決勝。厚別での第一戦に惜敗した後の第2戦。気持ちよくボッコボコにやられました。当時の目標はそもそもナビ杯優勝ではなく、この4日後に待っていたJ昇格の方でした。今は知りませんけれど、当時のサポーターは「どんな試合になっても最後まで全力で応援する!」をモットーとしておりまして、実際最後まで応援したんです。まだスタンドが拡張される前の鹿スタ。だから場所は現在では鹿サポが陣取る場所だったんだよな。この応援がホーム鹿島のサポーター連中の心に響いたようでして「7点も取られてあそこまで応援するものなのか?」と、一種のカルチャーショックを与えたようです。…と、この話はそれから5年後に聞いた。石川竜也のVゴールでJ2落ちが決まった夜でした。 ここもなかなか得点することができない競技場でした。2019年に371分間のノーゴールに楔を打ったのは、今期どこか西の方に行ったアイツです。 そんな鹿スタも昨年正真正銘の初勝利を記録することができました。無観客だったけれど。 '(3)セレッソ大阪・アウェイ戦(大阪府大阪市) ヤンマースタジアム(長居陸上競技場)6試合 3勝 0分 3敗 キンチョウスタジアム(長居球技場) 6試合 0勝 2分 4敗 ヤンマーフィールド(長居第2陸上) 1試合 1勝 0分 0敗' 最初はよかったんだ。2007年5月の長居第2を含めて対セレッソ・アウェイ戦は3試合3勝だった。ところがキンチョウでは結局6試合やって一度も勝てず。その球技場も今年からまた名前が変わる。「ヨドコウ桜スタジアム」。カードは9月。さぁ、初勝利なるか? なお、アカデミー唯一の日本一を達成した場所はヤンマー。2012年12月。 '(4)IAIスタジアム日本平(静岡市清水区) 対 清 水 16試合 5勝 0分 11敗' Jリーグ入り最初の1998年J開幕戦の舞台がココ。あのビッグフラッグを数人がかりで背負って2階スタンドを昇った。背中に重みが記憶となって残っている。もうひとつ記憶していたのが先制した後のハーフタイムにサポーター席が滅茶苦茶におだっていたことだ。オレ一頭だけ前半の終盤に守りのウィークポイントを突かれ、何度も決定機を迎えていたことが気にかかっていた。H海道新聞の記者さんの「このまま行けますよね!」の問いに「いや、やられる」と真面目な顔で答え、記者さんの顔から笑顔がスッと消えたことも憶えている。結果、華麗に逆転されて1-4。あの当時から北海道ってどう変わったのだろうな…と、ふと考えてしまう。 以後お灸をすえられるように天皇杯含め9連敗。止めたのは2016年の春。2019年にはやってはいけない試合をやらかしてしまった。 ('5)日産スタジアム&ニッパツ三ツ沢(神奈川県横浜市) 対 横浜FM 日産=5試合0勝0分5敗/三ツ沢=8試合2勝1分5敗'(※1勝は1997年ナビ杯) 対 横浜FC 日産=3試合1勝0分2敗/三ツ沢=10試合4勝3分3敗 (参考:対横浜フリューゲルス戦は三ツ沢で1試合1PK負け) 横浜FC相手ではそこそこの成績。2003年は日産でごっさん最後の雄姿を見送った。 横浜FM相手での2勝はいずれもナビ杯。初対戦の試合で相手が日本代表抜きだったとはいえまんまと勝利し、赤っ恥をかかせてやった。そのせいかリーグ戦、天皇杯では未だ白星ナシの1分10敗。2度目に勝ったのもナビ杯。今は長野に飼い主を見つけた豆柴の、相手GKとの接触も厭わぬヘッド。以来まるっきり勝てない。今年はなんとかせぇよ。 '(6)大分・アウェイ戦(大分県大分市) 大分市営陸上競技場 5試合 0勝 1分 4敗 昭和電工ドーム 5試合 1勝 1分 3敗' 実は大分市営陸上では5試合480分(延長が1試合)、ついに一点も取っていない!…いや、正確に言えばウチの選手が押し込んだゴールがひとつだけあるのだが…その子はいま中国地方でコドモ相手にサッカーを教えている。 旧JFL時代の大分アウェイ戦は2戦2勝しているのである。だがそれはいずれも大分市外で行われた試合である(1996年佐伯市営陸上、1997年佐賀県鳥栖スタジアム)。 場所をドームに映して、その最初の試合=2011年に白星を挙げ「大分市内初勝利」となるが、以後またしても勝てなくなる。ちなみに2011年にゴールを奪ったのはあの猫好きのレフティである。 '(7)ユアテックスタジアム(宮城県仙台市) 対 仙 台 24試合 6勝 10分 8敗 (対仙台以外) 2試合 1勝 0分 1敗' ともにJ2時代が長く、近接地でもあったためサテライトでの対戦経験も多かった場所がここだ。やたらと引き分けが多く、調べたら10も記録していた。表にはないが宮城スタジアム(キューアンドエー)での1試合(2009年)もドローだった。 実は2009年以降は5回の対戦で一度も勝てていない。 なお札幌ドームができる以前に春先のホームゲームを主催している。1998年。対鹿島に負け、対浦和に勝つ。 '(8)ガンバ大阪・アウェイ戦(大阪府吹田市) 万 博 10試合 0勝 2分 8敗 パナスタ 5試合 1勝 1分 3敗' アウェイで一度しか勝っていないのが対ガンバ。2017年のパナスタ初戦。それ以前の万博9試合ではついに一度も勝てなかった。 しかし新装のパナスタは素晴らしいスタジアムだ。長野のUスタや、まだ行ったことがないが京都のサンガスタジアムなどの専用スタジアムも誠に見事。デザインのトレンドを見ていると、それより時代が多少さかのぼる鳥栖の駅スタやフクアリ、NACKスタなどとも異なる設計思想のサッカー専用場と言えるだろう。 '(9)鳴門大塚(徳島県鳴門市) 対 徳 島 13試合 3勝 6分 4敗' 勝ち越していると思っていたのに負け先行だった。この成績はすべてJ2のもので、今期初めてJ1で相まみえる。 '(10)広島・アウェイ戦(広島県広島市) 広島スタジアム 2試合 0勝 1分 1敗 EDONスタジアム 9試合 0勝 3分 6敗' 最後になる。全アウェイ戦の対戦成績で、現在唯一勝てていない相手が広島である。 終わったばかりの今年も開幕戦は5-1で勝利したが、このスコアを見て2002年開幕戦を思い出したという人はもうほんの少数だろう。この試合でサポーター側は、公共交通機関では辿りつきにくい広島空港へ向けて、帰りの飛行機に合わせてバスを手配していた。ところがバス会社の手違いでバスが来ないことが判明し、急遽バス会社の手配でタクシーに分乗し、結果としては間に合ったわけだが、もう20年も経とうというのに今でもトラウマとして残っている。 ついでに言えばU-18のプレミア昇格戦も広島で開催されており、第一ラウンドはいつも勝つのだが第2ラウンドの壁が高すぎることも実感している。 今年は3月10日に対戦が控えている。 以上。ココのブログに載せるべきか迷ったんだけど、まぁ一応トップチームネタなので(^^;; 間違いがあったら指摘してやってください。ただ最近は週に一度くらいしか覗かないから訂正は遅れるかもしれません。 あ~疲れた。