2018年05月03日
【堺】U-15年代の春の王者を決める大会である「JFA 第22回 全日本U-15サッカー大会」が、3日、大阪府堺市のJ-Green堺ナショナルトレーニングセンターで開幕した。 北海道代表の北海道コンサドーレ札幌U-15(以下 札幌)はグループAに属し、1次ラウンドで東海地区第2代表の刈谷JY、四国代表の徳島ヴォルティスジュニアユース(以下 徳島)と対戦し、2連勝と好スタートを切った。 1次ラウンド初日の第一試合は初出場の刈谷JYとの対戦。開始早々の前半2分に、左サイドからのクロスに対しファーサイドに詰めていた主将の8MF砂田匠(3年)のゴールで先制する。意気あがる札幌だったが、その後は試合の主導権は渡さないものの若干プレーの軽さも見られ、終盤までスコアは動かず。ようやくアディショナルタイムに相手GKのバックパスの処理ミスから11FW佐藤陽成が冷静に流し込んで2-0で勝負を決めた(今大会は前後半30分ハーフ)。 休憩の後の午後に行われた第2戦は札幌と同様Jリーグ下部組織の徳島が相手。初戦のアルビレックス新潟U-15に0-3と敗れ後がない徳島は札幌に必死に食い下がり、前半7分に右クロスからのこぼれ球を2DF谷が決め先制を果たす。鋭い出足で札幌を苦しめる徳島だったが、16分に札幌は10MF石川蒼生からのスルーパスを11佐藤が豪快に蹴り込んで同点に追いつく。後半は札幌の選手が複数足を攣るといったアクシデントにも見舞われたが、再三の決定機を迎えボディブローのように徳島を追い詰める。迎えたアディショナルタイムに札幌は連続攻撃から8砂田のシュートを相手GKがはじいたところを、途中出場の14MF西椋弥が押し込んで勝ち越し、そのままタイムアップとなった。 札幌はこの大会の前身の「プレミアカップ」時代から13回目の出場で3度目の決勝ラウンド進出を目指し、明日朝にやはり2戦2勝の北信越第一代表の新潟U-15と対戦する。1位になれば自動的に勝ち抜けとなり、2位となっても他2グループとの成績比較で最上位となればベスト4進出が決まる。